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評価されるSOPの書き方のコツ その1 : 早い段階から準備する

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大学院留学に必要な書類の中に、SoP(Statement of Purpose)があります。

こちらはどうして大学院を受験したのか、入学後に何をしたいのか、について詳しく書く書類で就職活動でいうところの「志望動機」にあたるものです。

日本の大学院とは異なり、アメリカの大学院はしばしば日本の就職活動に例えられるように、様々な観点から受験生を評価します。

その中でも、今まで何をしてきたのか、そして入学後に何をしたいのか、を知ることができるSoPはとても重要視されています。

今回はそんな重要なSoPをしっかりと書くためのコツを紹介していきます。

早い段階から準備を始める

sop prepare

効果的なSoPを書くためには早い段階から準備を始めることが重要になります。

一度、SoPを書いてみると分かりますが、いきなりSoPを書こうとしても何を書いていいのかわからなくなってしまいます。

またSoPを書けていたとしても、文章の流れがめちゃくちゃだったり、何が言いたいのかはっきりわからない文章になってしまいます。

そのような事態を避けるためにも長い時間しっかりと構想を練ってから書き始めるようにしましょう。

いつから準備を始めればいい?

多くのアメリカの大学院の入学締め切りが12月なので、9月くらいからSoPに書く内容について考え始めるようにしましょう。

時期でいうと日本の大学院入試が8月にあるので、その後当たり方SoPについて詳しく考えてみるといいでしょう。

もちろんそれよりも早い段階から準備ができるのであれば早い方がいいです。

何から準備すればいいの?

SoPの準備といっても何から始めたらいいのか悩む人も多いと思います。

効果的なSoPを作成するために必要な情報は主に2つあります。

  • 自分の経験
  • 大学の特徴

これら二つの情報について整理するところから始めることで、効果的なSoPを作成することができます。

自分の経験について考える

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まずは自分の今までの人生について考えていきましょう。

自分が今までぶつかった困難やそれをどのように乗り越えていったのか、また今の研究分野に興味を持った元々の経験は何だったのかについて詳しく考えていきます。

このような個人的な経験については他の人が書けないような具体的な内容を書くことで、試験官の興味を引くことができますし、GPAやTOEFLでは現れない自分の個性を出すことができます。

自分がどのような人間で、どのようなことに興味を持っているのかを根本的に知るためにもまずは自分の今までの人生について振り返っていきましょう。

今の研究に興味を持った経験

今の研究に興味を持ったきっかけについて詳しく考えていきましょう。

どうして今の研究をしたいのか、将来どのようなキャリアを進みたいのかをはっきりと意識するようになったきっかけを考えましょう。

できる限り個人的で具体的な試験官が引き込まれてしまいそうな内容のものがいいでしょう。

また大切なのは、その経験から何を学んだのか、そしてその経験をどのように生かしたのか、についてです。

「経験→教訓→今後」という流れで書けるように、しっかりと自分の経験を掘り下げていきましょう。

今までぶつかってきた困難

自分の今までにぶつかってきた経験もSoPに書く内容になります。

何か問題が起きたときにどのように問題を解決したのかを詳しく書くことで、自分の能力や資質をアピールすることができます。

理系の学生の場合は、主に研究内容について書いた方がいいでしょう。

研究に行き詰まって困っていたときに、どのようなところからアイディアを得て、問題を解決することができたのかを詳しく書くことで、研究者としての資質をアピールします。

研究経験があまりない学部生でも、問題が起きたときに様々なところからアイディアを出せるようたくさんの論文を読んだり、先生にアイディアを提案してみるなど積極的な活動をするとこのような経験をすることができるはずです。

大学の特徴

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自分の経験とともに大学の特徴についても詳しく考えていきましょう。

理系の場合は特に研究内容になると思いますが、どうしてその大学を選んだのかについて深く考えます。

特に大学側の研究内容や大きな発見やニュースについては詳しく調べて、自分のSoPに組み込んでいきましょう。

大学のHPにいく

大学について詳しく調べるための第一歩は大学のHPを見ることです。

そこには大学の研究内容についての簡単な説明や最近のホットトピックなどが書かれています。

特に学部のHPには教授陣たちの写真がそれぞれの研究内容と一緒に書かれているので、大まかに確認して自分の興味がある研究をしている教授を何人かピックアップしましょう。

大学のHPには出願に関する情報もたくさんあるので、そちらのついても合わせて確認しておきましょう。

研究室の論文を読む

興味がある分野の研究室をいくつか見つけたら、その研究室が出している論文をいくつか読んでみましょう。

論文については研究室のホームページにリストが載っていることがほとんどなので、そこからGoogle Scholarなどで探し出しましょう。

いくつか読んで見ると研究内容がおおよそ分かってくるので、自分のやりたいことと本当にマッチしているのかどうかを知ることができます。

研究室選びで失敗しないためにも論文はできる限り読んでおきましょう。

最後に

今回は大学院留学に重要なSoPの書き方について詳しく書いていきました。

SoPはすぐに書けるものではなく、しっかりと伝えたいメッセージをふまえた上で何を書けばいいのかを考えましょう。

早い段階からしっかりと準備して、効果的にアピールできるSoPを書けることを願っています。

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