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評価されるSOPの書き方のコツ その2 : 戦略的に考える

effective SOP2

評価されるSoP(Statement of Purpose)を書くことは海外の大学院に合格する上で非常に大切です。

日本の就職に例えられる海外の大学院の入学審査は様々な観点から出願者を評価します。

その中でも出願者の志望動機や個性を見ることができるSoPは審査するうえでとても重要です。

こちらのSoPでしっかりとアピールすることで、合格する可能性を大きく上げることができるはずです。しっかりと準備して効果的なSoPを仕上げていきましょう。

今回はSoPを充実させるために戦略的に考えるポイントを書いていきます。

「戦略的に考える」とは?

think strategically

SoPにおいて戦略的に考えるとはどういうことなのでしょうか。

戦略的に考えるとは、SoPに求められていることをしっかりと理解して、それを効果的に伝える方法を考えることです。

SoPでは成績表ではわからない自分自身の経験や興味について語ることができる唯一の書類です。

それにも関わらず、成績についてばかり書いていると結果的にSoPの内容が薄くなってしまい、効果的にアピールすることができなくなってしまいます。

しっかりと求められていることに対して解答できるようなSoPを作りましょう。

SoPで求められていること

SoPで求められていることは主に二つです。

  • 成績からわからない個性をアピール
  • 自分の興味を経験に基づいてアピール

これらをしっかりと理解した上で、SoPを仕上げていきましょう。

成績からはわからない自分をアピールする

shishitu

成績からはわからない自分の一面をアピールすることがSoPの一番の目的です。

しかし、自分の一面をむやみにアピールするのではなく、「自分を入学させたら大学院にこれぐらい貢献することができる」ということを納得させる必要があります。

こちらのブログに書かれているように、試験官は「どの候補者が大学に貢献しているか」ということを考えているようです。

http://yukichan2011.blog.fc2.com/blog-entry-183.html

海外大学院に貢献する

大学院に学生が貢献する方法はいろいろありますが、「リーダーシップ」「コミュニケーション能力」「問題解決能力」などが一般的です。

理系の学生の場合はやはり研究に絡めて説明するのが一番だと思います。

自分が研究を進める上で、どのようなリーダーシップを取ってきたのか、問題が生じたときにどうやって対処していったのか、を詳しく書いていきましょう。

今までの経験を具体的に書いていき、その中で得た教訓などを具体的なメッセージにすることがSoPの主張を明確にするコツです。

自分の興味があることを経験に基づいてアピールする

why questions

また理系の学生は自分の興味がある分野についてしっかりと書いていき、どうしてその分野に興味を持ったのかについて詳しく説明していきます。

自分の興味がある分野や興味を持ったきっかけについてはできるだけ詳しく書いていきましょう。

僕のSoPの例

僕の興味がある分野は診断でした。生体の信号や化学物質を検出するセンサーに興味があり、その研究をしたいと考えていました。

そのため診断技術に興味を持ったきっかけと、その後の自分の行動について以下のように書いていきました。

知り合いの方がガンで亡くなってしまった。

早い段階でガンと診断されていれば、救えたかもしれない。

現在多くの人がガンなどの重い病気で苦しんでいるが、診断技術が確立されれば早い段階からの治療ができ多くの命が救える。

早めの治療を行えば、その分医療費を抑えることもできる。

そこで自分は病気を診断するセンサーを開発したいと考えている。

このように身近な出来事から自分で様々なことを調べ、どのようなことをしたいのかを具体的に述べていきました。

論理的に説明するために、できるだけ統計データなど客観的に評価できるものがあれば、より一層説得力が増すのでいいと思います。

入学後にどのような研究がしたいのか

そして現在興味がある研究を示したあと、入学後にどのような研究をしたいのかを具体的に書いていきましょう。

志望校の研究室について深く調べ、どの研究室でどのような研究をしたいのかを具体的に書きましょう。

その際に論文をしっかりと読んでおくと、詳しい内容を書くことができるのでできるだけ詳しく書いていきます。

また論文を読み進めていく中で気づいた現在の研究状況における改善点を提案し、そこに対するアプローチなどを書いてみるのもいいでしょう。

「どの候補者が大学に貢献しているか」という点から見れば、入学後に自分がどのように大学に貢献したいのかを明確に示すことができれば、効果的なSoPということができます。

入学後にする研究をしっかりと示すためにも興味がある研究室の論文は少なくとも5本以上は目を通すようにしましょう。

最後に

今回は効果的なSoPを書くために「戦略的に考える」ということについて書いていきました。

SoPにおいて求められていることは以下の二つです。

  • 成績からわからない個性をアピール
  • 自分の興味を経験に基づいてアピール

これらをしっかりと意識した上で、自分が大学に対してどのような貢献ができるのかをしっかりと伝えられるようなSoPを書くようにしましょう。

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