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評価されるSOPの書き方のコツ その3 : 内容ではなく、見せ方にこだわる

SoPを書く上で、何を書いたらいいのか迷う人も多いかと思いますが、SoPにおいて大切なのは内容ではなく書き方です。

たくさんいる学生の中から少しでも目立つために、SoPを書く際に奇抜な志望理由を考えようとするかもしれませんが、それはあまり意味がありません。

多くの学生がSoPで「リーダーシップ」や「研究内容」について書いています。つまりテーマはほとんど同じです。

そこで違う内容のものを書こうとしても、SoPの趣旨から外れてしまうだけで効果的なSoPを書くことはできません。

そのためSoPを書く際に意識すべきなのは、どのように書いていくのか、という点です。

Whatではなく、WhyとHowを意識する

SoPを作成する上で大切なのはWhatではなく、WhyとHowです。

理系の学生が作成するSoPは主に、自分がどのような研究に興味があるのか、どのような成績を残してきたのか、について書いているので、ほとんど内容は同じです。

そのため他の学生から目立つために意識するべきなのは、珍しい経験や他にはない能力を示すよりも経験から何を学んできたのかを意識して見せるようにしましょう。

howを意識することは論理的に説明すること

大切なのは話に一貫的に持たせて、論理的に説明していくことです。

論理的に説明していくためにはある程度決まった型を使って文章を書くようにします。その際にTOEFLのWritingの技術が生きてきます。

まずはしっかりと主張をし、その後具体的な例をあげます。ここでは具体的な経験を書きます。

その後、経験から学んだことや経験後の変化などをできるだけ詳しく書いていき、最後にもう一度主張を行います。

SoPを書く前に話の一貫性を考えて、「経験」「学んだこと」「その後の行動」を繋げて考えるようにしてみましょう。

whyを意識することは自分の行動理由を考えること

人の行動には理由があります。

意識をしていなくても、今までの人生であなたは様々な選択をしてきたはずです。

特に自分の専門はどのようにして選んだのでしょうか。

もしかしたら大学の偏差値で選んだのかもしれません。しかし、それでも偏差値の中でも自分が専門分野に興味を持ったきっかけがあるはずです。

その専門分野に興味を持ったきっかけをしっかりと自分の人生から探し出し、自分の行動の理由として書き出しましょう。

見せ方にこだわるための準備

論理的な文章を書くために、まずはアイディアをたくさん出しましょう。

論理的なSoPを書くために必要な要素は以下の3つです。

  • 過去の行動
  • 現在の行動
  • 将来の行動

詳しいこれらの書き方はこちらの記事で説明していますので、そちらも参考にしてください。

海外大学院に提出するエッセイは過去・現在・未来の三段階で表現する エッセイも留学する際の試験において非常に大きな要素です。 志望動機や入学後の目標など、自分がどのような人間かを明確にイメー...

まずは将来の行動から

エッセイを書く上でとても大切なのは、どうしてその大学に入学したいのかということで、そのことをしっかりと書かなければいかに論理的に説明していても効果的なSoPを仕上げることができません。

自分がどのようなキャリアを進みたいのか、そのためにどのようなことを大学で行いたいのかをしっかりと考えていきましょう。

そのためにも大学の特徴と自分のやりたいことをリストアップしていきましょう。

その後、自分のやりたいことと大学の特徴をしっかりとマッチさせて、エッセイの中心的な主張にします。

次に過去の行動を見直す

大学入学後にやりたいことに興味を持ったきっかけはなんでしょうか。

興味を持ったきっかけは他の人には真似することができないような身近な経験から持ってくるといいでしょう。

テレビで見た映像だったり、身近に生活していて感じた不便など、興味を持つきっかけになったものをどんどんとリストアップしていきます。

ここでは過去のきっかけをできるだけ出しておき、現在の行動と一番結びつけやすいものを探しておきましょう。

最後に現在の行動を考える

現在、自分のやりたいことを実現させるために行動していることはなんでしょうか。

もしも大学院留学後にも行いたい研究内容が現在の研究に近いものであるならば、共通点を見つけだし、どのように夢に向かって努力しているのかを詳しくは書いていきましょう。

仮に研究内容が異なっていても、共通点を見つけ出し、そこから自分の将来やりたいことへと繋げることもできます。

いずれにしても過去のきっかけから「何を学び」、「何に向かって」現在行動しているのか、この二つを結びつけることができる行動を探しましょう。

ブレインストーミングでアイディアをたくさん出す

アイディアを出すときに使えるのが、ブレインストーミングです。

ブレインストーミングとは良いアイディアを出すための会議方法の一つで、批判的な意見を出さず思いついたものをどんどんと書き出していく方法です。

複数でアイディアを出す場合は他の人の意見に関連するようなアイディアを積極的に出すことで一人では思いつかないようなアイディアを生み出すことが可能になります。

一人ブレインストーミングを行う

自分の興味や行動原理を一番知っているのは自分です。

ここではSoPに載せるべき経験や主張を見つけるために一人でブレインストーミングをおこないましょう。

まずは紙の真ん中に「自分の興味」と書き、自分の興味について思いついたものをどんどんと書き上げていきましょう。

その際に「これは使えないな」ということは考えず、思いついたものをとにかく書いていくことが大切です。

ペンと紙があればできますが、パソコンを使ってやりたいならば、こちらのアプリを使うことをオススメします。

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「過去」「現在」「未来」のすべてについてアイディアを出し終えたら、その中から論理的につながりがありそうなものを選び出してそこから話の構成を作り出しましょう。

SoPの大枠を決める

話の構成を作ったら、いきなり書き始めるのではなくSoPを大枠をしっかりと決めていきましょう。

その際には日本語で書いても英語で書いても構いません。

話の流れをおおよそ決めた後に、話の流れが一貫しているのかを客観的に判断していきます。

北極の氷が減少している映像を見た → このままでは地球温暖化がどんどん進行していってしまうと考えた → 資源を効率よく配分し、地球の資源の消費量を減らしたい → その大学では最も消費量が多い鉄の資源配分について研究している研究室がある → フィールドワークと研究を通して、地球の資源の消費量を減らす施策を考えたい

のように話を続けていきます。

最後に

今回紹介したようにSoPを書くためにはしっかりとアイディアを出して、その中から最も論理的に書けそうなものを選び出す必要があります。

多くの人がなんとなくすぐに思いついたアイディアを元にSoPを書いてしまうかもしれませんが、短く限られた文章の中でどのように伝えたら効果的なのかをしっかりと考えぬきましょう。

そのためにはやはりブレインストーミングなどでアイディアをたくさん出した後に選び出すことをオススメします。

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