GPAは大学院留学においてとても大切なものですが、成績が更新されていくたびに毎回計算をし直したりする必要があったりと、正確に把握し続けるのは大変です。
また、一流大学の合格を考えるのであれば、目標のGPAを到達するためにどのくらいの成績を取る必要があるのかについても考えていく必要があります。
こちらの記事では大学院留学向けのGPA自動計算ツールを作成しました。この記事からダウンロードができますので、ぜひご活用ください。
GPAとは
GPAとはGrade Point Averageを略した言葉で大学4年間の授業での成績の平均を計算したものです。
GPAは成績の平均点を表しているため、学業成績を簡潔に評価することができるため、留学や就職活動で頻繁に利用されています。
留学や就職活動などの選択肢を広げるためにもGPAを上げるべく学業に力をいれることをオススメします。
GPAの評価方法
一般的に言われているGPAの計算方法はこのようになっています。
総単位数の中には「不可」になった単位数も含まれているため、「不可」の単位数が多いとGPAを下げる大きな原因になります。
4段階評価の大学については、秀 = 4, 優 = 3, 良 = 2, 可 = 1と計算することもありますが、3段階であれば上のように計算をします。
日本の大学でも少しずつGPA制度を導入しているところが増えているようですが、GPA制度が一般的でない大学に所属している場合は上の計算式を用いてGPAを計算してみてください。
GPA自動計算ツールの使い方
GPAを自動で計算したいという方は、自動計算ツールをGoogle Spreadsheetで作成しましたので、使ってみてください。
大学院留学経験者として、今後どのくらいの成績を取れば目標のGPAに到達できるのかわかりやすい機能をたくさんつけています。
成績が出るたびに毎回計算するのではなく、Spreadsheet上に成績を残しておくことで、新たな成績を付け加えるだけで現時点でのGPAが計算できます。
Spreadsheetの使い方
上のリンクよりSpreadsheetへアクセスし、「ファイル」から「コピーを作成」をクリックして、コピーを作成します。(設定上、ファイルを直接編集できないようになっているので、必ずコピーをしてお使いください)
K2セルに卒業年を入力してください。4年で大学を卒業する場合は4を選択し、6年で大学を卒業する場合は6を選んでください。
下のシート一覧より、「成績入力シート」を選び、シート上に自身の成績を入力していきましょう。
学年・前期後期・授業名・教養科目/専門科目・成績・単位数を全て入力すると、各学期ごとのGPAや現時点でのGPA、目標のGPAを取るためにどのくらいの成績を今後取る必要があるのかなどが自動的に計算されます。
自動計算方法のメリット
こちらの自動計算プログラムを使うメリットは主に3つあります。
<自動計算プログラムのメリット>
- 学期ごとに更新できる
- GPAを自動で計算してくれる
- 目標GPAを取得するために取るべき成績がわかる
学期ごとに更新できる
こちらのSpreadsheetでは学期ごとに単位を入力する枠を分けているため、学期ごとに記録を残すことができ、その成績をそのまま残すことができます。
それによって毎回すべての単位と成績を確認する必要がなくなり、記録をそのまま残しておき、新しい成績を追加していくだけで自動的にGPAを計算してくれます。
これによって単位を数える手間が大幅に減らすことができます。
また全体のGPAの他にも学期ごとのGPAを出すこともできるので、学期後の反省などもすることができます。
GPAを自動で計算してくれる
毎回、電卓を用いてGPAを計算する必要が全くなく、成績表一覧に成績を入力するだけで自動的に現在のGPAを計算してくれます。
これによって計算の手間が大幅に省けますし、計算ミスによる勘違いを防ぐこともできます。
目標GPAを取得するために取るべき成績がわかる
GPAを算出するだけでなく、目標のGPAになるためにはどの程度Aがいくつ必要なのかについても自動で計算してくれます。
今回は目標スコアとして、3.0~3.9を取るまでに必要な評価数を自動で計算するように設定しました。これらのスコアを取るためにはこれからどれくらいのAを取ればいいのかを知ることができます。
これらの計算を元に、自分が卒業までにどれくらいのGPAを取ることができそうなのかをしっかりと把握しましょう。
僕の成績も例として紹介
こちらのツールを使って計算したGPAを例として載せています。
4年間のGPAは3.15しかありませんでしたが、それでもスイスの大学院に留学できた1つの例として確認してもらえると嬉しいです。
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