「大学院留学をしたいから、とりあえずTOEFLの勉強から始めよう」と考えていませんか。
その考え方はとても危険なので、もう一度入学条件を確認しておきましょう。
実は「大学院留学 = TOEFL」と考える人は多いと思いますが、実はTOEFLのスコアを受け付けていない大学院も多くあるので注意が必要です。
勉強を始める前に、TOEFL/ILETSどっちを勉強するべきか、しっかりと確認しましょう。
1. TOEFL/IELTSのどちらが入学条件か確認する
TOEFLとIELTSどちらのスコアを受け付けている大学院もありますが、TOEFLのみ、もしくはIETLSのみしか受け付けていない大学院もあります。
入学条件を確認する前にTOEFL、またはIELTSの勉強を始めてしまうと、志望校が決まっても受験できなくなってしまうことがあります。
しっかりと留学先の入学条件を確認してから勉強を開始しましょう。
1.1 Stanford大学はTOEFLのスコアのみ
Stanford大学では、TOEFLのスコアしか受け付けていません。
Stanford does not accept IELTS scores.
引用 https://gradadmissions.stanford.edu/about/frequently-asked-questions/gre-and-toefl
Stanford大学ではTOEFLのスコアだけで、IELTSのスコアは受け付けていません。
もしStanford大学を受験したいならば、TOEFLの勉強をする必要があります。
1.2 MITの一部の学部ではIELTSのみ
他にもMITのMaterial Science and Engineeringでは、IELTSのみの受付でTOEFLのスコアを受け付けていません。
TOEFL scores are not accepted for admission to DMSE.
引用 https://dmse.mit.edu/academics/graduate/prospective-students/faqs
こちらで書いてあるように、TOEFLのスコアは受け付けていません。
そのため、TOEFLのスコアではMITのMaterial Scienceには入学することができません。
1.3 入学条件の確認は重要
こちらで紹介したように、入学条件をあらかじめ確認しておくことは非常に重要です。
「とりあえずTOEFL」という前に、まずは入学条件をしっかりと確認しておきましょう。
そして必要な試験の対策を行なっていきましょう。
2. 入学条件の確認方法
各大学院の入学条件を確認するために一番簡単な方法は、大学院のホームページへ行くことです。
大学院のホームページでは、Admission policyで入学内容について詳しく説明しています。
特にTOEFLやIELTSのスコアについては、International applicantsの欄にあることが多いので、しっかりと確認しておきましょう。
大変ですが、志望校をある程度決定したら、入学条件を一つずつ確認しましょう。
3. TOEFLとIELTSの難易度を比較する
また大学によってはTOEFLのスコアの方が低く設定されていたり、IELTSのスコアの方が低かったりすることがあります。
もちろん複数の大学院の受験する人がほとんどだと思うので、一つ一つの大学院の条件を照らし合わせるのはかなり難しいです。
そのため、第一志望の大学や一方の試験でしか受験することができない大学院だけをしっかりと確認しておき、受けるテストを決定しましょう。
僕は何も考えずにTOEFLを受けてしまいましたが、IELTSも主流になってきているので、ぜひこちらもしっかりと候補に入れておきましょう。
3.1 TOEFLとIELTSの点数変換表
IELTとTOEFLは試験が大きく異なるので、一概に比較することができませんが、インターネット上には点数換算表がありました。
IELTSとTOEFLの点数の変換表はこちらを参考にしてみてください。
http://ieltsnavi.com/score_conversion.html
3.2 TOEFLとIELTS試験形式の違い
TOEFLとIELTSでは問題形式が違います。僕はIELTSの試験をまだ受けていないので、試験形式しか分かっていませんが、わかり次第こちらのブログで紹介できればと思います。
IELTSの方が試験時間が短く、スピーキングも機械ではなく対面で行われるので、試験形式はやりやすいという話を聞きました。
3.2.1 TOEFL試験形式
試験内容 | 試験時間 | 問題数 |
Reading | 60~80 min | 36~56問(3~4セクション) |
Listening | 60~90 min | 34~51問(2~3セクション) |
休憩 | 10 min | |
Speaking | 20 min | 6問 |
Writing | 50 min | 2問 |
3.2.2 IELTS試験形式
試験内容 | 試験時間 | 問題数 |
Listening | 40 min | 40問(4セクション) |
Reading | 60 min | 40問(3セクション) |
Writing | 60 min | 2問 |
Speaking | 11~14 min | 3問 |
このように試験形式だけでも大きく変わるので、自分の得意な試験、そして志望校で受け取ってもらえる試験を選びましょう。
4. 最後に
「大学院留学はTOEFLから」と考える人も多いと思いますが、IELTSのみしか受け付けない大学院も増えてきています。
TOEFL対策ばかりで志望校に受験ができない、ということがないようにしっかりと入学条件を確認しておきましょう。