アメリカの大学院留学を考えている方にとって一番欲しいものは大学の情報です。
世界ランキングでも専門分野別になっているものがあり、一般的な大学について大まかに知ることができます。
しかし、それだけでは志望校を決めるには不十分です。
TOEFLスコア・強い専門分野・費用・合格率など日本では手に入らない情報をまとめている本を常においておくことで、志望校をしっかりと決めることができます。
今回紹介するこの本はアメリカの大学の情報が詳しく書かれているため、アメリカの大学院留学する際に常においておきたい本です。
1. 成功する留学 アメリカ大学・大学院留学
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こちらの本には全て(おそらく)のアメリカの大学・大学院の情報がまとめられています。
主に載っている情報は学費・強い専門分野・TOEFLスコア・合格率などが載っています。
そのほかにも各大学の特徴を簡潔に説明しているため、様々な大学の特徴を素早く知ることができます。
そのため志望校を探している中で、面白そうな大学を見つけたらこちらで確認しましょう。
2. 理系学生は特に専門分野に注意する
理系の学生にとって重要なのは、自分の専門分野がどの程度優れているのかという点です。
そのため世界大学ランキングからではわからない専門分野の強さについて、こちらの本で確認しましょう。
いくら世界ランキングが高い大学でも自分が行きたい学科がそれほど有名でない場合、後悔することもあります。
日本のように「とにかく勉強ができたら東大」という考えではなく、優秀な大学の中でも「自分にあった大学」を選びましょう。
2.1 各大学で強い分野は異なる
各大学ではそれぞれ強い分野が異なっています。
自分の興味がある分野について強い大学を選ぶことで、留学後も後悔なく一流の環境で勉強することができます。
理系学生にとっては何よりも研究内容が重要です。各大学の強い専門分野は注意深く確認しましょう。
2.2 アメリカの分野別のランキングはこちらで確認できる
アメリカの大学院については、こちらから分野で別のランキングを確認することができます。
こちらでは各分野の順位とともに、その分野に対応している学科も紹介しているので、参考にしてください。
アメリカの大学についてはこちらのUSNEWSが一番詳しく説明されていますし、情報がたくさんあるのでアメリカの大学を考えている人は必ず見るようにしましょう。
オススメの記事 【アメリカの大学院限定】分野別の大学ランキングを見る方法
3. アメリカ大学院のTOEFLスコアは参考程度
TOEFLの最低スコアも載っていますが、参考程度にしておきましょう。
こちらの本では大学ごとのTOEFL基準点が書かれています。
しかし、調べてみると分かりますが、同じ大学でも学科によって課される要件が異なるので、自分が受験したい大学については自分で調べて確認しましょう。
3.1 MITのTOEFLスコアはこちらから
参考までにMITのTOEFLスコア一覧を載せておきました。
こちらを見ると、学科によってTOEFLのスコアも異なりますし、一部の学科ではTOEFLのスコアを受け付けていないこともわかります。
そのためこちらの本に載っているように、大学院ごとに点数が一律で決まっているわけではないので注意してください。
オススメの記事 MITに必要なTEFL/IELTSのスコア一覧
3.2 スタンフォードのTOEFLスコアはこちら
MITと同様にスタンフォード大学のTOEFLスコアも一覧にしました。
スタンフォードにはたくさんの学部があり調べるのがとても大変で、リストが大きくなってしまったので、Excelファイルにしました。
GREの必要性なども合わせてリストにしておいたので興味がある方はご覧になってください。
オススメの記事 スタンフォード大学院入学条件 TOEFL/IELTS/GREスコア一覧
4. アメリカ大学院の合格率は難易度の指標
合格率も載っていますが、もちろんGPAや推薦状など様々な要因があるので、一般的な偏差値のような扱いはできません。
また受ける学生のレベルも幅広いので、自分がどのレベルにいるのか判断するのも困難です。
しかし、アメリカの大学の一般的な入学難易度の指標として見ることができます。例えばスタンフォード大学の合格率は9%ほどなので、入学するのはとても困難なことがわかります。
スタンフォード大学に入学したいなら、しっかりとGPAを上げて、推薦状やエッセイなどの書類もしっかりと仕上げましょう。
4.1 アメリカの大学院のPh.Dは超難関
一般的にアメリカの大学院のPh.Dは超難関です。
世界中の優秀な学生がアメリカに留学しようとしていて、競争はとても厳しいものになっています。
Stanford大学のホームページには、各学部は毎年300人以上の応募がある中から30人ほどしか合格させていないようでとても厳しいようです。
また一部の大学ではMaster課程もあるので、そちらから学生を積極的にとっているようなので、外部生にとってはもっと厳しい競争になるでしょう。
4.2 難関大学院のPh.Dでは研究成果を作ることが大切
多くのブログで書かれていますが、 Ph.Dとして留学するには研究成果を作ることが大切です。
研究成果が何よりも重要な要因になってくるので、一生懸命論文を執筆したりと実績を少しずつ作り上げていきましょう。
5. 最後に
こちらの本は僕がアメリカの大学院の志望校を決めているときに頻繁に参考にした本です。
論文を読んでいる中で興味を持った研究室の大学を見つけたら、こちらの本で簡単に大学について調べました。
もしその中で生物系の研究が盛んに行われているようなら実際にHPへ行き、詳しく大学の学科について調べました。
アメリカの大学について情報を一つにまとめているという点で、こちらの本は非常に参考になりますし、志望校を効率よく発見するために必要な本です。
アメリカの大学院留学を考えている方はぜひ机に一冊置いておきましょう。
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