海外の大学院へ留学をしたいと思っても実際には知らないことだらけです。
どのくらいの期間から準備をしなくてはいけないのか、留学先の大学院はどこにしたらいいのか、など不安は尽きません。
インターネットや本なども色々なことを言っていて、どれを信じたらいいのかも迷うでしょ う。
大学院留学についての情報を集める方法は主に、「書籍」または、「インターネット」を使った2種類の方法があります。
どちらの方法にも優れている点と劣っている点がありますが、それぞれの特徴をしっかりと理解した上で、うまく使い分けて効率よく必要な情報を集めていきましょう。
書籍を使った情報収集方法
情報を集めようと思ったときに、まずは書籍を購入する人も多いのではないでしょうか。
海外の大学院について詳しく書かれている書籍は多くはありませんが、書籍を読んでみることで必要な情報を簡単に手に入れることができます。
そのため、大学院留学について全く知識がない人でも大学院留学についての書籍を読めば、大学院留学の全体像をつかむことができます。
大学院留学を決意したばかりの人は、まず書籍を使って情報収集することをオススメします。
それは書籍には以下の3つの優れている点があるからです。
- 情報が整理されている
- 信頼度が高い
- 手元に置いておける
情報が整理されている
書籍の大きなメリットは、情報が必要な量だけ整理されている点でしょう。
インターネットでも大学院留学についての情報は得ることができますが、その情報は乱雑にまとめられたもので、その真偽も不明瞭です。
一方、書籍では大学院留学を考えている学生に必要と思われる情報を過不足なく載せているので情報を探したり、整理したりする手間をかけることなく知識を身につけることができます。
大学院留学をするためには主にこれらの知識が必要とされています。
- 留学のためのスケジュール
- 受験校の決定方法
- TOEFL/IELTSのスコア
- 推薦状の書き方
- エッセイの書き方
- 出願方法
書籍を購入した場合はこれらの知識を網羅的に確認することができるため、留学に関する知識がなくても必要な情報を確認することができます。
一方、インターネットでもこれらの情報を確認することはできますが、全ての情報が体型的にまとまっていることが少なく、それぞれに関して検索をする必要があります。
しかし、大学院留学に関する知識が全くない状態では、どのような検索をしたらいいのか、どのような情報があれば留学準備を適切に進めることができるのかなどがわからないため、情報を全て手に入れることができません。
このように情報の漏れなどを防ぐためにも一度本を購入して、大学院留学をするために必要な知識を体系的に身につけておくべきです。
信頼度が高い
インターネットでは様々な人が自分の主観だったり、事実の裏を取ったりせずに様々なことを書いているので、真偽が怪しいものがたくさんあります。
インターネットではコピーアンドペーストも横行しているため、 多くのサイトが同じことを書いているからといって正しい情報とも限りません。
このようにインターネットの情報は気軽にアクセスできる分、信憑性の判断がとても難しいです。
大学院留学に関する知識がない状態でインターネットの情報に触れすぎてしまうと、真偽がわからないまま誤った情報を鵜呑みにしてしまう可能性があるので、インターネットのみに頼ることはあまりオススメしません。
しかし、書籍は出版社が責任を持って情報の信憑性を確認しているので、非常に正確な情報が載っています。
書籍は一つ一つの情報に対して必ず裏を取っており、誤解を招く表現を極力無くしています。
個人の体験談についても偏りをできるだけなくすために、多くの大学院留学者の体験談を載せたりしています。
アメリカの大学院ではどのようなシステムになっているのかを客観的な数字を用いて紹介していることもあります。
どの情報が正しいのか判断する材料をほとんど持っていない学生は、まずは本から信憑性の高い情報を集め、そこで得た知識を元にインターネットや他の媒体から情報の真偽を判断してもいいでしょう。
手元に置いておける
大学院留学の準備は1年近くかけて準備していくものになりますので、準備段階で色々な疑問が浮かぶと思います。
インターネットだと、疑問が生じるたびに検索をして情報を探す必要が出てきたりと情報を探す時間を浪費してしまうことが多くあります。
しかし、本を一度購入すると、大学院留学に関する情報を手元に置いておくことができ、疑問点や不安な点があれば、本を使ってすぐに調べることができます。
信頼できる情報源が手元にあるというのはすごく心強く、留学に迷ったりした際にすぐに本を使って解決することができるので、留学を本当に考えている人は必ず購入し、机の上に置いておきましょう。
書籍の劣っている点
このように書籍を使うと、きちんと体系化した形で知識を得ることができるので、何もわからない人にとってはとても有効な情報収集方法です。
その一方で、書籍にも以下のようないくつかのインターネットに比べて劣っている点があります。
- 有料である
- 情報が古い
- 細かな疑問を全てカバーできない
有料である
まずは書籍を使った情報収集の欠点は有料であることです。
インターネットでは無料で様々な情報を見ることができますが、書籍は有料になってしまいます。
大学院留学についての本は他の本に比べて高価で2000円以上することが多いです。
大学院留学をする際には出願やTOEFLで多くのお金がかかってしまうため、節約したい気持ちは非常にわかります。
しかし、留学に関する情報というのは留学する上で非常に大切なので、書籍については節約することなく購入して欲しいと思います。
もし金銭的にも書籍費用を抑えたいという方は、Amazonなどで中古のものも販売しているので、安いものを探してみるといいかもしれません。
情報が古い
もう一つの書籍の欠点は、情報が少し情報が古い可能性があるというこ とです。
大学院留学についての書籍はあまり出版されていない上に、出版された書籍についても数年前の情報を載せている可能性があります。
インターネットでは常に新しい情報が更新されていますが、書籍では一度出版されるとそこから情報が更新されることがありません。
一部の大学院では入学システムなどが色々と変化していることもあるため、書籍の情報だけ を信じていると、現在の情報と異なっている場合があるかもしれません。
そのため、書籍の情報を確認したあとは、インターネットで最新の情報などを確認してみるといいでしょう。
細かな疑問をカバーできない
大学院留学の準備を進める上でさまざまな疑問が出てくるかと思います。
大学院ごとのTOEFLの最低点数は何点なのか、GPAはどのくらい大切なのか、など細かな疑問点も出てくるかと思いますが、書籍ではそのような疑問に全て答えられるわけではないことも理解しておきましょう。
書籍は一般的に必要とされる留学に必要な知識を網羅的にカバーしていますが、あまりにも細かなことになると(本の内容があまりにも多くなってしまうため)説明していないことがあります。
特に、書籍の情報はアメリカや海外の大学院についての一般的な情報が主で、個別の大学院についての情報や他の国の大学院について説明されていないことも多いです。
そのため、志望校を決定して個別に情報収集を行いたいときはインターネットを使うことをオススメします。
最後に
今回の記事では、書籍を使って大学院留学についての情報を集めるメリットとデメリットを紹介しました。
書籍はやはり信用できる情報源ですし、初めての人でもわかりやすいようにしっかりと構成されています。
そのため、大学院留学の準備を始めるなら、まずは書籍を使って情報収集することからオススメします。
僕がオススメする大学院留学についての本はこちらの2冊になります。
大学院留学の準備をするのなら、こちらの2冊から読んでみるといいでしょう。
その一方で、書籍は情報が古かったり、お金がかなりかかってしまうこともあるので、書籍の情報を補完するようにインターネットの情報収集を行うとよいでしょう。
インターネットを使った情報収集についてはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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