- 大学院留学はアメリカ留学だけではない!
- ヨーロッパ留学は学費が安くてお得!
- 様々な国の人と交流できる
大学院留学をしようと考えたとき、多くの人は「大学院留学 = アメリカ留学」と考えているのではないでしょうか。
僕も初めはアメリカの大学院を中心に留学先を探していましたが、結果としてスイスのEPFLに留学を決めました。
留学してみるとアメリカにはない大きなメリットがたくさんあるので、少しでも多くの人にヨーロッパ留学の魅力を知ってもらうために、ヨーロッパ留学の特徴をまとめていきます。
多くの人にヨーロッパ留学の魅力を伝えることができれば幸いです。
ヨーロッパ留学の大きなメリット
ヨーロッパ留学の大きなメリットは以下の3点です。
- 学費が安い
- 様々な国の学生がいる
- 英語ネイティブではない学生が多い
これらのメリットについて詳しく説明していきます。
ヨーロッパ留学は学費が安い
アメリカの大学院では学費だけで年間300万円以上かかることも珍しくありません。そこに寮費や生活費などが加わると年間500万円以上はかかるでしょう。
博士課程での進学であれば、大学の奨学金などを利用して、生活費を稼ぎながら勉強することができますが、修士課程で奨学金をもらえることは稀です。
しかし、ヨーロッパの大学院であれば、ほとんどの大学院の学費は非常に安いものになっております。
そのため、アメリカに留学する場合に比べて留学費用を大幅に抑えることができます。
こちらの記事にもあるように、多くの国では学費を非常に安く抑えているようなので、留学費用で悩んでいる方には是非ヨーロッパ留学を考えてみてください。
http://tatsumarutimes.com/archives/5574
留学費用は「学費」+「生活費」
アメリカの大学院とは違い、ヨーロッパの大学院の学費は一般的に安いです。
僕が実際に留学したスイスのEPFLの一年間の学費は1600CHFほどで、日本円に換算すると年間20万円ほどでした。
物価は日本とそれほど変わらない国が多いですが、僕が留学したスイスのように物価の高い国では生活費が膨らんでしまいます。
学費が安くても物価が高くては留学費用は増えてしまいますので、「留学費用を安く抑えたい」という方は学費と共に志望校の国の物価も合わせて確認しておきましょう。
アメリカの大学院では莫大な学費がかかることを考えると、ヨーロッパ留学を選択することで留学費用をかなり安くすることができます。
留学期間は日本と同じ2年間、イギリスでは1年間
ヨーロッパの大学院の修士課程は一般的に2年間なので、日本と同じ期間勉強をします。
そのため滞在費用についても、日本にいる一人暮らしにかかる費用とそれほど変わらないことが多いです。
イギリスであれば、物価は少し高いものの修士課程を1年間で終えることができるものも多いので、留学先での生活費を半分にすることができます。
留学費用に悩んでいる方は、ヨーロッパ留学をすることで留学費用を抑えることができます。
ヨーロッパの様々な国の学生と交流できる
スイスに留学して一番良かった点は、ヨーロッパの様々な国の人と交流できたことです。
アメリカでも様々な国の人との交流はあると思いますが、ヨーロッパ留学をするとヨーロッパの国出身(フランス・イタリア・ドイツ・ベルギーなど)と多く交流を持つことができます。
ヨーロッパの中でも文化は異なっており、それぞれの文化の違いなど多くのことをコミュニケーションを通して学ぶことができました。
僕が留学したスイスのEPFLは非常に国際的な大学で、半分近くの学生はスイス以外の国から留学してきています。
留学生間での交流は大学院留学の大きな財産になるので、ぜひ留学した際にはいろいろな国の方と交流をしてみてください。
グループディスカッションでぶつかり合う
大学院の授業では日本の大学と異なり、グループワークなども多くあります。
学生は色々な人とグループを組み、チームで協力し、役割分担をしながらゴールに向けて課題を進めていく必要があります。
グループワークを通して、色々な人と話し合いの場を持つことができました。
そのなかで、日本では絶対にありえない経験も多くし、もちろん苦労したこともたくさんありましたが、いい経験をすることができたと思っています。
ミーティングのために一生懸命資料を準備したのに、ミーティング10分前にリスケジュールになったり、1時間くらい平気で遅刻してきたり・・・。
そのような日本では味わえない経験ができるのも留学の醍醐味だと思うので、国際性を磨きたい方にヨーロッパ留学はオススメです。
国によっては国籍が偏るので注意が必要
スイスでは多くの留学生がいるため、様々な国籍の人と話すことができましたが、国によっては国籍が偏ってしまうこともあるようです。
ドイツに修士で留学した先輩は、留学先はドイツ人ばっかりと言っていたので、国籍のバランスは留学前に確認しておくと良いでしょう。
留学先の国籍バランスなどは大学院のホームページなどで確認することができます。
様々な国の人とディスカッションできる場を持てるヨーロッパ留学は国際感覚を身につけるうえでとても有利です。
英語で授業を受けることができる
ヨーロッパ留学で一番不安な点は、言語の問題だと思います。
フランスではフランス語、ドイツではドイツ語が話されていて、それらの言語を覚えなくても留学できるのか不安に感じる人も多いでしょう。
結論から言うと、言語はできなくても全く問題ないです。
僕はフランス語圏に留学していましたが、フランス語はほとんど話すことができません。
英語の授業がほとんど
ヨーロッパの大学院では、ほとんどの授業が英語で行われています。
そのためフランス語やドイツ語が全く話せなくても授業を理解することはできます。
全ての教員が流暢に英語を話すことができるため、授業内容について質問があるときでも全て英語で話し合うことができますし、学生生活において全く問題はありません。
ほとんどの人が英語は第二言語
アメリカやイギリスと異なり、ヨーロッパの人の多くが日本と同様、英語を第二言語として扱っています。
そのためネイティブのように、早口な英語で何を言っているのか全くわからないと言うことはなく、お互いにわかりやすい英語を使うように心がけています。
英語が苦手な僕にとっては、とてもありがたく、ディスカッションにおいても初めからある程度発言をすることができました。
アメリカに留学した人の話では、ディスカッションで苦労したとよく聞くので、その点ヨーロッパ留学では英語で悩むことはそれほどありません。
学部では留学先の言語が必須
大学院では英語でほとんどの授業が行われますが、学部(undergraduate)では現地の言葉が使われることが多いです。
EPFLでも学部生の授業はほとんどフランス語なので、フランス語力が必要です。
英語以外の言語が話せない方は、大学院からヨーロッパに留学するようにしてください。
英語以外の言語を勉強する必要がある
大学院の授業は英語で行われることが多く問題はありませんが、日常生活をする上で現地語を勉強する必要があります。
スーパーや手続きを行うときなどは英語が通じないことが多いので、簡単なフレーズだけでも覚えておく必要があります。
簡単なフレーズといっても、注文の仕方だったり、迷子になったら道を聞くくらいなので、すぐにマスターすることができるはずです。
最後に
以上、ヨーロッパの魅力を3点に分けて説明していきました。
- 学費が安い
- 様々な国の学生がいる
- 英語で困らない
初めからヨーロッパ留学を考えている人はそれほど多くないかもしれませんが、留学先に悩んだときにヨーロッパ留学も候補に入れてみてください。
ヨーロッパ留学はアメリカやイギリス留学にはない魅力がたくさんあります。
大学院留学を考えている方は是非ヨーロッパ留学も考えてみてください。