大学院留学を考えたとき、多くの人がまずは本屋へ行き大学院留学についての本を探すと思います。
そして大学の書籍部や専門書が多い本屋でたくさん置いてあるのが、理系大学院留学―アメリカで実現する研究者への道 (留学応援シリーズ) です。
その名前の通り、理系の学生が大学院留学するための情報が全て詰まっている本で、留学する際には絶対に一度見て置いて欲しい本です。
実際、僕もアメリカに留学していた人に勧められて購入しましたが、とても有益な情報が詰まっていてとても参考になりました。
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1. 理系大学院留学―アメリカで実現する研究者への道
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こちらの本では大学院留学に必要なすべての情報が詰まっています。
こちらの記事で紹介した最新版 大学院留学のすべて 入学後絶対後悔しないための10のステップ (アスカカルチャー) は、大学院留学を始めようと思ったときに読んで欲しい本ですが、こちらの本はもう少し実践的な情報が書かれています。
オススメの記事 大学院留学の仕組みについて詳しく書かれているオススメの1冊
こちらの一冊は情報がとても良くまとまっているので、何か不安なことがあったときにすぐに調べられるように机に置いておきましょう。
1.1 本の構成
本の構成は第一部と第二部で分かれています。
第一部:情報編
- アメリカの大学院の制度
- 入学試験について
- 学生生活・カリキュラム
- 卒業後の進路
第二部:実践編
- 志望校決定
- 推薦状
- エッセイ
- TOEFL対策
- GRE対策
- 奨学金
それぞれについて、データやアンケートなどに基づいて詳しく書かれており、また実際に留学した人の体験談などについても多数紹介されています。
体験談では成功体験だけでなく、失敗したことなども詳しく載っているので、絶対に読んでおきましょう。
2. オススメ理由 その1 多くの体験談がとても参考になる
先ほども書いたように、こちらの本には多くの体験談が掲載されています。
体験談についても各セッションのテーマごとに、その内容について留学生が語っているため必要な情報をすぐに読むことができます。
客観的なデータもたくさん掲載されていますが、実際に大学院に合格した人の体験談を見ることで自分の留学のイメージも湧いてきます。
2.1 多くの経験談
海外留学経験者から(ノーベル賞を受賞した小柴さんを含む)海外の大学院へ留学する重要な意義・そして熱い応援メッセージが書かれています。
多くの人の体験談なのでどれも非常に参考になり、受験生が陥りがちなミスなども体験談として紹介されています。
僕は海外大学院を受験準備のとき、研究室の机の上に置いておき、何かあるたびに本を読んでいました。
海外の大学院を選んだ理由や苦労した点、そしてそれらをどのようにして乗り越えていったのか、などの話はやる気が落ち込んでいるときに自分を元気付けてくれました。
2.2 成功例ばかりではない!?
大学院留学というと、ずっと勉強をしっかりとしてきたエリートをイメージする人がいるかもしれませんが、GPAが低くて苦労した人の体験なども紹介されています。
例えばこちらの方の体験談は、僕と似た状況だったのでとても参考になりました。
私が大学院留学を思い立ったのは、大学4年の9月でした。その時点で、アメリカの理系大学院では、どのような入学審査が行われるのかをしっかりとは理解しておらず、後々大変な目に遭います。そうです、GPAです。(中略)
GPAの悪かった私にとって、エッセーは最後の救いでした。(中略)しかし私の場合、自らの不勉強で良い成績ではなかったため、そこには敢えて触れず、自分の研究に対する熱意と将来性を一生懸命アピールしました。
引用 理系大学院留学 アメリカで実現する研究者への道
このようにGPAが低く、苦労した方の体験談も載っていたので、多くの先輩方が経験した苦労やその乗り越え方を学ぶことができました。
様々な人の大学院留学までの道を知ることができて、とても役に立ちます。
3. オススメ理由 その2 推薦状・エッセイのサンプル
推薦状やエッセイについてどのように書けばいいのでしょうか。
多くの受験生が、推薦状やエッセイの書き方で悩みます。
しかしこちらの本には、推薦状やエッセイのサンプルが掲載されているため、それを参考にして推薦状・エッセイを書くことができます。
3.1 推薦書やエッセイのサンプルの活用方法
最も活用したのが推薦書や自己推薦書のサンプルです。
推薦状や自己推薦書は入学審査において非常に重要な位置を占めています。
僕も何を書いたら良いのか全くわからなかったので、とにかくこのサンプルを真似しつつ適度に自分の経験を入れて書きました。
内容を真似るのはまずいですが、エッセイの構成などはそのまま真似て、効果的に自分を表現しましょう。
3.2 日本の本なので、真似をしてもバレる心配がない
サンプルを真似しながら書いても大丈夫なのか心配になる人もいるかもしれません。
こちらの本は日本のみ出版されている本なので、こちらの推薦状やエッセイを参考にしながら書くのは日本人しかいません。
そのため真似しても他の国の学生と全く同じになってしまう心配はありません。
こちらのサンプルは合格者のサンプルを元に書かれている貴重な情報なので、大いに活用しましょう。
しかし、内容については自分の経験や活動を元に自分にしか書けない具体的な内容にしましょう。
4. 最後に
こちらの本は、アメリカに留学していた先輩に勧められて購入しましたが、とても役に立ちました。
留学についてはもちろんのこと、モチベーションが落ちてきたときに留学経験者の話を読んでやる気を出していました。
アメリカ留学を考えているのならば、絶対に机に置いておきましょう。
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