学会でわかりやすくするためのスライドの作り方

シェアをお願いします

IMG_7672

効果的なスライド

研究の発表においてスライドの構成や見た目は非常に大切です。

どんなによい研究もスライドがしっかりとしていないとうまく研究内容を伝えることができません。

より多くの人に研究内容を伝えるためにも、しっかりとした構成・グラフの配置などを考え抜き、効果的なスライドを作りましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

一般的な発表の構成

よく学会などで見られる発表の構成は、このようなものです。

  • 研究背景
  • 現在の問題点・研究の目的
  • 実験原理
  • 実験手順
  • 実験結果
  • 考察
  • 今後の課題

研究の発表については研究室生活|中間発表研究室生活|卒業発表で紹介しています。これらの記事もぜひ読んでみてください。

実験背景などについて → 研究室生活|中間発表

実験手順・実験結果などについて → 研究室生活|卒業発表

効果的なスライドを作るには

効果的なスライドを作るにはいくつかのポイントがあります。

なかでも心がけてきたこと、そして実際に受けたアドバイスなどを基にいくつかのポイントを紹介していきます。

図はシンプルにする

実際の装置の写真を載せてもその装置がどのようなシステムで動いているのかを説明するのは非常に難しいです。

そのため必要に応じて実際の写真を使うこともありますが、主に装置を簡略化した図を用いて説明しましょう。

図15

このように二次元でなるべく原理などがはっきりわかるような図を作成しましょう。

そして実験で用いた溶液や試料などは矢印などを用いて説明しておきましょう。

アニメーションはあまり使わない

高校生のときなどに行うプレゼンテーションはアニメーションをたくさん使って、一行ごとに文字が現れるなど工夫をしたかもしれません。

しかし研究発表でそれをやると、少しうるさい印象になってしまいますのでアニメーションはほどほどにしましょう。

時間による変化や差異を強調したいときにはアニメーションも効果的ですが、それ以外のとき(たとえば上のように一行一行アニメーションを使うなど)はしないようにしましょう。

あくまでもスライドは発表の補助です。

自分の発表に注意を向けてもらうためにもスライドは派手にしすぎないようにしましょう。

グラフの目盛りを忘れずに

同じ差が生じていてもそのグラフの幅が1000なのか1なのかによって見る人の印象は大きく変わってしまいます。

このような不正なグラフを作成しないためにもしっかりと目盛りを記述し、数値や差がどの程度なのか誤解のないように伝えるようにしましょう。

省略形はいきなり使わない

僕の研究はFETについての研究なのですが、みなさんはFETと言われてすぐにわかりますか?

FETと言われてわかるのはこの分野を研究している一部の人だけで多くの人はFETとは何かわかりません。

そのためFETのような省略した単語を用いる場合は必ず最初に電界効果型トランジスタ(Field effect transistor:FET)のように全部の名前と省略形を両方記述するようにしましょう。

これは論文でも行われていてたとえばiPS cellの場合でもinduced pluripotent stem cell(iPSC)のように記述されています。

発表は自分と同じ専門ではない人にも聞いてもらう場です。そのことを意識して、初めての単語もわかるようにしておきましょう。

最後に

たった一年間の研究生活でしたが、それでも多くの発表の機会をいただきました。

その一つ一つでいろいろな問題点が見られ、そしてそれらをしっかりと意識していくことで少しずつですが確実にスライドを綺麗に作ることができました。

これらのポイントをしっかりと意識し、繰り返し練習を積むことで少しでもわかりやすく効果的なスライドを作るようにしてください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアをお願いします

フォローする