推薦状情報

【推薦状の役割】大学院留学志望の方必見のサイト

  • 推薦状の役割がよくわからない・・・
  • 教授はどのようなことを意識して推薦状を書くのだろう?

大学院留学をする際に推薦状は非常に重要な書類の一つですが、その役割を理解できている人は少ないでしょう

推薦状を実際に書いていただくのは推薦者である教授ですが、海外大学院へ留学したいと考えているのであれば、その役割や目的を理解しておくべきです。

今回は推薦状の作成を考えている全ての人に読んでいただきたいサイトの内容について解説をしていきます。

この記事を読めば、多くの教授の推薦状の方針をよく理解でき、効果的な推薦状を書くためにやるべき準備が明確になります。これから準備を考えている方はこちらをぜひ一読して、推薦状についての理解を深めてから推薦状の準備を始めてください。

「推薦状の役割」を明確にしているサイト

僕の知る限り推薦状の方針を一番明確に記載しているのがこちらのサイトになります。

こちらの記事は海外の大学院へ出願したい学生に向けて、東京大学の林先生が明確に示した推薦状の方針です。

推薦状の構成についても詳しく説明されており、こちらの記事の内容に沿った形で推薦状を書くことで効果的な推薦状を作成することができます

推薦状の方針

私の強い推薦状により入学した学生がカスだとわかれば,私の推薦状はそれ以降一切信用されません。そういうことになれば,私の推薦状によって正当な評価を受け,本人にふさわしい大学院に留学しようとする将来の学生に重大な不利益が生じます。

引用: 私が書く米欧の大学院向けの推薦状について

推薦状は推薦者である教授の社会的な信頼をもとに推薦をするため、事実と異なることを書くことは不可能です

上で記載されているような"カス"という表現が正しいかどうかは別として、実際に事実と異なる推薦状を書くと推薦者の教授の信頼が失われるということをしっかりと理解しておいてください。

学生側から「このような内容を書いて欲しい」といった要望を出すことはできるものの、最終決定権は教授にあります。

そのため、効果的な推薦状を書いていただくためにも授業態度を見直し、成績を上げておきましょう

推薦状の構成

こちらの記事によると、推薦状は大きく4段落構成になっていて、それぞれの段落では以下の内容を一つずつ説明すると書かれています。

<推薦状に載せるべき4つのポイント>

  1. 教授との関係
  2. 成績
  3. 人柄
  4. 推薦理由

教授との関係

第一パラグラフでは,あなたと私の形式上の関係について述べます。私のどのコースを履修したのか,私のRA(研究助手)をやっていたのか,修士論文の指導を受けていたのか,何年何ヶ月の間交渉があったのか,などについて,客観的なデータをここで挙げます。たとえば,学部学生時代に私のコースを1ヶ月聴講した以外に私と接点がなければ,その通りのことをここで書きます。

引用: 私が書く米欧の大学院向けの推薦状について

こちらの記述通り、第一段落では推薦する先生と学生の関係性を詳しく説明することが多いです

推薦する先生が学生のことをよく知る立場にいること、そしてその関係性からどのような点において学生のことを評価できるのかをはっきりと述べています。

推薦状の大前提として、推薦する教授が自分のことをよく知る立場にあることが挙げられます。

そのことから、名前が通っている有名な先生から薄い内容の推薦状を受け取るよりも自分と関わりが深かった先生に推薦状をもらった方がはるかに効果的であると言えるでしょう

教授との関係性についての書き方はこちらの記事でも紹介しています。

推薦状の導入部で書くべき内容とフレーズを紹介!

成績

たとえば,私が担当する修士1年向けのマクロ経済学(graduate core macro)のコースをあなたが履修し,36人中14位で「優」の成績をおさめたのであれば,まさにその通りのこと(36人中14位であったことを含める)を書きます。授業中やオフィスアワー中に質問や授業の内容についてのコメントを頻繁にしたのであれば,その旨記します。

引用: 私が書く米欧の大学院向けの推薦状について

第2段落では推薦状を書く先生の授業や研究室で学生がどのような活躍をしてきたのかを詳しく説明されます

パフォーマンスの評価はできるだけ具体的かつ客観的に評価できるようにしていていくと効果的な推薦状になります。

研究を行った先生からの客観的かつ具体的な内容を書いてもらえるよう心がけ、学会での発表や論文執筆での貢献など、目見に得る成果を意識して研究を行うといいでしょう。

成績についての書き方についてはこちらで詳しく説明しています。

推薦状の授業態度や成績についての書き方

人柄

第三パラグラフは,あなたのpersonalityについてです。約束の時間を守ったか,やれといったことを忠実に行ったか,行わなかった場合は正当と思われる理由があったか,学者になる熱意が感じられるか,などについて二,三行です。あなたの性格や感じがよいかどうかは問題にしません。ただ,あなたがresponsibleあるいはconscientiousだと私が判断すれば,そう書きます。

引用: 私が書く米欧の大学院向けの推薦状について

推薦者の人柄を推薦状で説明してもらうことも非常に大切です。

人柄といっても先ほどの記事でも紹介されているように「優しい」とか「明るい」ということではなく、Responsibleconscientiousかどうかということです。

特にResponsibleだったり、hardworkingであることは卒業するために必要な資質であり、大学院側も卒業できるような人を入学させたいので、このような資質を持つ人を入学させていきます

僕も研究室の先生の推薦状ではHardworkingであり、具体的にはこのようなことをしてきたので信頼のおける人物だ、というように書いてもらいました。

大学院に卒業することができるようなしっかりとした人物であることを推薦状から伺えるような推薦状にしていきましょう

推薦理由

そういう事情があるので,もしあなたに,「大学院に応募するので推薦状を書いてくれ」と頼まれれば,私は上記の方針に沿って書きますが,応募する大学院であなたが上位3分の1に入らないと私が推定した場合は,第四パラグラフは書きません。上位3分の1に入ると見込まれる場合に限り, 第四パラグラフで,「もし私があなたの大学院のadmission officerだったらこの学生を入学させる」と書きます。さらに,上位3位までの人材だと私が判断すれば,financial aidつきの入学を推薦します。

引用: 私が書く米欧の大学院向けの推薦状について

こちらの記事ではかなり厳しい言い方をされていますが、最終段落では主に推薦する理由などをまとめて書いていくのが一般的です。

全体の中でどれくらい優秀な学生であったのかを最後の段落で書いてもらうことで、優秀な学生であることへのアピールにもあるので、優秀な成績を取った授業の教授に推薦状を依頼することをオススメします。

僕は決して優秀な学生ではありませんでしたが、スイスの大学院にて修士論文を書く研究室はすぐに決まりましたし、成績でそこまで酷い差別は受けませんでした。しかし、アメリカへ留学した人の話を聞く限り、競争が激しく待遇差が激しいという話は聞いたことがあります。

最後に

推薦状の構成を考えるときに僕が最も参考にした記事が今回紹介した記事なので、留学を考えている全ての人に読んで欲しいと思っています。

かなり古いもののようですが、推薦状の本質はこちらから何も変わっていないので、推薦状を書く際の参考にしてください。

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