アピールポイント

【理系学生向け】充実した推薦状を書いてもらうための3つの日常対策

  • 推薦状の内容を充実させるためには何をしたらいいの?
  • 推薦状を依頼できる関係を築くためにできることは?

推薦状とは海外の大学院がその学生を客観的に評価するために大学の教授たちからの評価を確認するためのものです。

推薦状の内容を充実させるためには日頃から教授と良好な関係を築き、推薦状に良い内容を書いてもらう必要があります

良好な関係やよい推薦状のために何をしたらいいの?

このように疑問を感じている人も多いと思います。

こちらの記事では推薦状に書いてもらうために普段から力を入れて欲しいことを紹介していきます。どれも1日ではなかなかできないことなので、日頃から取り組み教授との良好な関係を築いてください。

日常的な努力が必要な理由

推薦状は自分で下書きを書いて、先生に提出しちゃえばいいや!と考えていませんか?

推薦状は先生の信用を利用して提出するものなので、先生の責任が問われるため嘘を書いてもらえることはありません。

そのため、推薦状でアピールできるポイントを普段の生活から意識して、推薦状に載せてもらえるような生活習慣を送りましょう

【推薦状の役割】大学院留学志望の方必見のサイト

推薦状は1日にしてならず

推薦状に載せるべき内容は授業態度・成績やリーダーシップなどの資質が中心となるので、それらを発揮した経験を教授と共有する必要があります

特に授業態度や成績については1~2日で変わるものではないので、長期にわたって積極的な授業参加や課題提出を続けていく必要があります。

大学院留学を決意したその日から生活態度を見直し、自分が優れた学生であることを証明するために日々努力をしていきましょう。

推薦状をよくするためにできる3つのこと

推薦状をよくするためにできることは主に3つあります。

これらをしっかりと行うことで、アピールポイントを増やすことができ、充実した内容の推薦状になります。

<充実した推薦状のためにできること>

  1. 研究を充実させる
  2. 積極的に授業に参加する
  3. 推薦状について先生と話し合う

研究を充実させる

理系学生において1番のアピールポイントはやはり研究能力です。

そのため、研究活動を充実させ、実績を作っておくことで推薦状やエッセイの内容を充実させることができます。

研究者候補として期待されている

アメリカの大学院でPh.Dとして留学する場合は研究生としても期待されているので、研究能力や実績があることは大いにプラスに働きます

留学先でも研究者として立派に活躍するためにも、現在の研究活動にも精一杯向き合っていきましょう。

留学先で研究テーマが変わることは多々あると思いますが、一生懸命向き合った日本での研究姿勢や経験は留学先でもきっと活きます

研究活動や実績を充実させるためにできることは以下の3つです。

<研究活動を充実させるためにできること>

  • 早めに研究を開始する
  • 学会に積極的に参加する
  • 論文の執筆に携わる

早めに研究を開始する

僕は以前から指導教官だった先生とはつながりがあって、他の学生よりも早い時期から研究を開始することができました。

本来、4年時に研究室に配属されるのですが、3年の秋学期から研究室に来て練習実験を行ったり関連する論文を読んだりすることができます

事前に下調べなどを済ませていたので4年になってから正式に研究室に配属された後に早いペースで研究を進めることができ、研究活動を充実させることができました。

いろいろ大学内での規則等もあるかと思いますが、可能であれば早い段階から研究活動に携われると研究面での実績が充実するかと思います

学会にも積極的に参加する

学会で発表することは実績として推薦状やSOPなどでも記載することができますので、可能であれば学会に積極的に参加するようにしてください。

学会での発表のように自分の研究結果を他の人に伝える能力も海外の大学院では重要な能力の一つと考えられているので、学会発表経験も入学審査の際に評価されます。

実際に僕が受験したスイスの大学院EPFLでは入学審査の際に論文発表や学会での発表などを記入する欄が設けられていました

僕の場合は、研究を他の学生よりも早くから始めていたこともあり、学会にも多く参加することができ、研究能力をアピールできたのも合格の大きな要因だと考えています。

そのため、できる限り学会などに積極的に参加するようにしましょう。

論文の執筆に携わる

先程記載した通り、入学審査の際に発表した論文を記載する欄が設けられており、海外の大学院では論文の執筆実績も評価しています。

日本の大学院で修士課程を取り、その際の論文執筆経験や学会での受賞実績などをアピールすることでアメリカの大学院へ合格している人も多くいます。

そのため、論文を執筆することも推薦状に載せる研究活動を充実させるためには重要です

論文執筆に関われそうな研究テーマを選ぶことで、論文執筆の可能性を上げることができるよ!

授業に積極的に参加する

推薦状では授業での成績や授業態度についても書くことが求められています。

そのため、推薦状を充実させるためには授業で積極的に質問したり、テストやレポートでよい成績を修めることが重要です。

海外へ留学しても十分通用する学生であることを推薦状に記載してもらうためにも、日常生活のあり方を見直し、立派な学生として振る舞うようにしてください。

積極的な授業参加は海外では必須

海外の大学院では、授業中に積極的に質問したりディスカッションに加わることが求められます。

実際、僕が留学したスイスの大学院EPFLでは、ほとんどの授業でグループワークなどが求められ、また質問などができるオフィスアワーを設けているものも多くありました。

一部の授業ではクリティカルな質問をすることが評価の対象となっていたりもしました。

このように積極的な授業参加は海外では必須の能力となっているので、日本にいるうちからこのような授業態度を身につけておくようにしてください

GPAにも影響する

GPAも海外の大学院へ進学するためには重要な要素の一つですが、授業の積極的な参加は、GPAにも大いに影響します。

質問したり積極的に授業に参加することで知識もより身につき、自然とGPAが上がってきます

高いGPAとそれを裏付ける推薦状は両方の書類の信頼性をあげ、自分自身が熱心で能力のある学生だと伝えることができます。

そのため、積極的な授業参加は海外大学院留学においては一石二鳥以上の価値があると考えてください。

大学院留学に必要なGPAを取得する方法

推薦状の内容について先生と深く話し合う

推薦状はしっかりと先生と話し合ってアピール内容を考えましょう。

先生にどのように自分を評価してもらうのかをしっかりと伝え、それに沿ってなるべく書いてもらえるようにします。

先生も自分の名前を使って書類を書くため、嘘は書いてくれません。日頃から熱心に授業を受けたりと積極的な姿勢を見せ、快く書いてもらえるようにしましょう

推薦状の話し合いの3つの目的

そのため、話し合いの主な目的は以下の3点です。

<推薦状での話し合い内容>

  • 推薦状の依頼
  • 提出先の確認
  • 推薦状の内容の確認

この3つの目的をしっかりと果たすためにも話し合いの場を設けて、先生としっかりと意思疎通しましょう。

特に、推薦状に載せて欲しい内容や構成などについて詳しく話し合うことが推薦状を効果的な資料にするためには重要です

事前にどのような内容を載せて欲しいのかなどについて考えておき、面談当日に推薦者に伝えられるように準備をしてください。

自分を伝える!教授との推薦状依頼面談の全て

話し合いの時期

推薦状の準備は推薦状提出締め切りの3ヶ月前から始めるようにしてください

それは、推薦状を依頼する相手や推薦状の内容など、事前に決めておくことが多く、準備が必要だからです。

そして、推薦者への推薦状作成依頼は2ヶ月半前から行うと時間的にも余裕を持って推薦状を作成してもらうことができます。

推薦状提出のためのスケジュール (3ヶ月前から始める9ステップ)

先生と話し合う

僕は担当の先生と話し合いの場を30分程度設けてもらい、自分のどの部分を評価してもらいたいのかなどを伝えました。

日頃から積極的に授業に参加し、研究活動も熱心に行っていた場合、具体的にアピールをして欲しいエピソードなどがあると思いますので、そちらを推薦者に伝えましょう。

CVや推薦状の下書きを事前に用意しておき、そちらをもとに推薦状の内容や構成を伝えるのも効果的です。

効果的な推薦状のための面談実施方法について

最後に

この3つが推薦状をより良いものにするポイントになります。

  1. 研究を充実させる
  2. 授業に積極的に参加する
  3. 先生と話し合いの場を設ける

これらをしっかりと行うことで先生も自然と評価してくれるようになり、その様子が推薦状に反映されていきます。

大変ではありますが、大学院留学のためにしっかりとできることから行いましょう

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