- 推薦状を依頼する際の面談を円滑にしたい
- 面談の際に聞かれるであろう質問を準備しておきたい
推薦状をより良いものにするためには、推薦者である教授や上司との面談は必須です。
面談において必要な確認項目をこちらから推薦者に伝える必要がありますが、推薦者からもさまざまな質問がされることもあります。
推薦者からの質問に対して適切に回答する準備は進めていますか?
多くの方がどのような質問をされるのかわからず、準備ができていないと思いますので、こちらの記事でよくされる質問を確認し、準備をしておきましょう。
この記事では、推薦状を依頼する際の面談で聞かれるであろう7つの質問を紹介し、そちらに対する回答も説明していきます。こちらの記事を読めば、面談でさまざまな質問をされたとしても十分回答を返すことができるようになります。
面談で聞かれる3つの質問
僕自身も学生時代に教授に推薦状を依頼する際に面談を実施しましたが、主に聞かれるのは以下の3点でした。
<面談で聞かれる3つの質問>
- 自分自身について
- 志望する大学院について
- 推薦状について
これらの質問を中心に今回は質問内容を確認していきます。
自分自身について
推薦状において学生がどのような人物であるのかを説明する必要があります。
そのため、面談において推薦する人物についてさまざまなことを確認されることがあります。
現在どのような研究をしているのか?
僕は学会で使ったスライドを実際に印刷して持って行き、簡単に研究内容について発表をしました。
現在の研究内容と推薦状を依頼した教授の専門分野が似ている場合、推薦状に研究内容を記載してもらえる可能性があります。
現在はXX研究室でXXについての研究をしています。現在、この分野の抱えている問題はXXということで、その問題を解決するためにXXという手法を使って問題を解決しようと試みています。この問題が解決されると、社会のXXのような影響を及ぼすことができます。
どうして海外の大学院へ留学したいのか?
日本の大学院に残らず、海外の大学院へ行く理由を明確に説明していく必要があります。
こちらの質問はSOPやEssayの内容と同じ大学院への志望理由を中心に話しましょう。
勉強だけをするのなら日本でも十分できますが、海外の大学院へ行き、現地の生活や文化に触れ、様々な人とのコミュニケーションの場を持ちたいので海外に行きたいです。また国際学会で多くの学者が英語でコミュニケーションを取っていることを知り、研究内容を英語で全て表現できる英語力を身に付けたいと考えたからです。
交換留学ではダメなのか?
多くの日本の大学では交換留学制度を用意していますので、正規留学しなくても交換留学でも海外の大学院で勉強することができます。
僕は正規留学という選択をしましたが、交換留学にも多くのメリットがあるので、ぜひ正規留学と交換留学のメリット・デメリットを考慮した上で留学を考えてほしいと思います。
交換留学は1年という短い期間で、現地に慣れてきた頃には日本に帰国しなくてはいけないのはもったいないと感じています。また交換留学で1年を使ってしまうと、日本でも勉強する時間も1年や1年半となってしまい、どちらも中途半端になってしまうと考えました。そのため2年のプログラムで勉強することができる正規留学を希望しています。
留学&卒業後に何をしたいのか?
卒業後の進路については決まっていないことがほとんどだと思うので、そのとき一番したいことを伝えましょう。
修士課程卒業した後は博士課程の進学を考えています。修士で学んだ内容をしっかりと理解した上で、一人前の研究員として研究をデザインできるのか挑戦したいと思っています。
志望する大学院について
推薦状を提出する大学院によって推薦状の内容を変えることもあるため、志望する大学院の特徴などをお伝えすることも大切です。
面談においては「志望理由」「大学院の特徴」「留学後の目標」などを中心に推薦者へ伝えるようにしてください。
どうしてこの大学院へ留学したいのか?
海外には多くの大学がある中で、どうしてその大学に行きたいのかを具体的に説明する必要があります。
志望校を決めるため、さまざまな方法で志望校を選んだと思うので、そちらについて詳しく説明してきましょう。
XXは世界的にも有名で、生物系の研究も世界的に有名な研究がいくつも行われています。そのような場所で専門を生命工学へ変更し、より医療に応用できる技術について勉強したいと考えたからです。また金銭面では学費が安く、留学費用を抑えることができるからです。
この大学院の特徴は?
大学院の特徴についても確認されることが多くあります。
志望している大学院は「最先端の研究が行われている」「ベンチャー企業を多く輩出している」「国際性が豊かである」などさまざまな特徴があると思います。
そのような特徴を適切に推薦者へ伝えてあげ、どうしてその大学院へ留学したいのかがわかるようにしましょう。
XX大学院はXXの分野では最先端の研究が行われているため、そちらで研究をしたいと考えております。また、留学生の割合も多く、多様な価値観の中で多くのことが学ぶことができると思い、志望しています。
留学先での専攻/研究室は決まっているのか?
志望校である大学についてしっかりと調べているかを調べるために、希望の研究室を聞いてくることもあります。
自己推薦状(エッセイ)を書く上でも非常に大切なので、事前に大学について調べた上で先生に推薦状の依頼をしましょう。
現在志望している研究室はOO研究室で、こちらの研究室ではXXについての研究をしています。将来、このような研究をしたいと考えており、自分の興味と一致している研究室なので、こちらの研究室を希望しています。
推薦状について
推薦状を記載したことがない推薦者の方も多いので、推薦状の書き方について聞かれることもあります。
何を書けばいいのか?
漏れのない推薦状を書いてもらうためにも書いて欲しい内容や構成について口頭で説明しましょう。
その際に、推薦状の下書きやCVを用意しておくと説明がわかりやすくなり、とても役に立ちます。
推薦状は主に4段落で構成されており、「関係性」「学業」「性格/資質」「推薦理由」の4点を記載する必要があります。おおよその文字数は400~600wordsです。載せていただきたい点としては、XXで良い成績を取った点とXXでグループワークで成果を残した点です。
どのように推薦状を提出したらいいのか?
推薦状の提出方法について確認されますので、その際にはこちらの記事に書いてあるように説明すれば理解してもらえると思います。
推薦状の提出方法についてですが、大学院から推薦状提出の依頼メールとリンクが送られてきますので、そちらの説明を参考にし推薦状の提出をお願いします。
推薦状の締め切りはいつまでか?
推薦状の締め切りや提出する大学院のリストを事前に用意しておくと、提出すべき大学院とそれぞれの提出期限が明確になるので、オススメです。
推薦状の締め切りについては大学院によって異なるのですが、現時点で考えている大学院の推薦状の提出締め切りはリストにまとめていますので、そちらをご覧ください。
最後に
今回の記事では実際に受けた質問を全てまとめてみました。
- 現在どのような研究をしているのか?
- どうして海外の大学院へ留学したいのか?
- 交換留学ではダメなのか?
- 留学&卒業後に何をしたいのか?
- どうしてこの大学院へ留学したいのか?
- この大学院の特徴は?
- 留学先での専攻/研究室は決まっているのか?
- 何を書けばいいのか?
- どのように推薦状を提出したらいいのか?
- 推薦状の締め切りはいつまでか?
どの質問も受験生を試すようなものではなく、単純に志望動機を確認したり、推薦状に書くべき内容を確認するためのものでした。
自分の志望度を理解してもらうためにもこれらの質問にはスラスラと答えられるようにしておきましょう。
推薦状を提出する前に英文の添削をすることは非常に重要です!
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