自己紹介

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マイエンフェルト ハイジの村にて

初めまして。2015年3月に東京大学工学部を卒業し、修士課程進学のため2015年9月からスイスの工科大学EPFLへ入学した学生です。

大学のあるローザンヌで生活しており、日々迫り来るテストや課題、そして物価の高さに悩まされながら生活していました。

2年間の厳しい大学院留学生活を終えて、2017年7月に無事卒業することができました。大学院留学のための準備・留学生活について詳しく説明していくことで、少しでも大学院留学に興味を持っていただければ幸いです。

1. ブログを始めたきっかけ

日本ではまだまだ海外留学をする学生は少なく、海外留学についての情報もあまりありませんでした。

そのため、大学院留学をする際にどのように準備を進めたらいいのかとても迷いました

僕自身は決して優秀な人間ではなかったので参考になるかわかりませんが、僕の経験を踏まえた留学準備について詳しく説明していきます。

1.1 留学生活も紹介したい

海外の大学院をどのように決めればいいのか迷いませんか?

僕が大学院を決める際、判断材料があまりなかったのでどのような大学院を選べばいいのかとても迷いました。

そのため、大学院留学を考えているあなたの参考に少しでもなるように、僕のEPFLでの学生生活について書いていきます。

海外留学は楽しいことばかりではないですが、海外留学のよさ日本の大学院との違いなど留学を考えている学生にとって有益な情報を発信していきます。

このブログを読んで「スイス留学もいいなー」なんて思ってくれたらとても幸せです。

1.2 感謝の声が多数

嬉しいことに、このブログもEPFLの留学を考えている方に見られることが増えてきました。

ブログを始めた理由も、自分と同じように留学する人の役に立つ情報を提供したいという思いから始めたので、このようにメッセージをいただけることは非常に嬉しいです。

そんな嬉しいメッセージの一部を紹介させていただきます。

EPFLに留学される方の奥様から

さっそくのご返信と、貴重な情報をありがとうございます!
初めて知りました。
引き続きブログの情報も楽しみにしています!

UNILに短期留学されていた方から

突然のメール失礼いたします。 *********と申します。 先ほどFBのローザンヌ会に参加させていただいたのですが、 実は、広瀬さんのHPやブログを拝見し、渡航準備を色々とさせていただきました。 普段の生活だけでなく、街の情報やコミュニケーションで起こりうるお話など非常に参考になったためお礼を申し上げたく、メッセージをお送りした次第です。 また、昨日は広瀬さんが行かれていたHoly cowにも行ってみました。 とてもおいしかったです、マクドよりも断然Holy cowですね^^ 今日明日でこちらは冷え込むとのこと、院生生活でお忙しいかと思いますがどうぞお体ご自愛ください。 今後とも更新を(勝手ながら)楽しみにしております。

EPFLの博士課程に進学したい学生から

ブログの方は以前から読ませていただいていて、とても参考になっています。
スイスにいけるようにがんばります!

1.3 まだまだメッセージを受け付けています

「ブログを読んで役にたった」というメッセージをいただけると、非常に嬉しいです。

それをモチベーションに頑張っている部分があるので、「読んだよ!」だけでもコメントをいただけるととても喜びます。

みなさんのコメントをおまちしております。

2. 海外留学を考えたきっかけ

僕の一番の転機は、2ヶ月間のカナダの語学留学です。

この語学留学は本当に楽しかったです。

初めて行く海外で様々なところを観光し、たくさん友達をつくって思う存分楽しんできました。

2.1 カナダの語学留学

この写真のようにみんな仲良しで毎日学校へ行くのが楽しみでした。

授業が3時に終わり友達と遊びに行ったり、学校の行事に参加したりしました。

しかし、語学学校のクラス分けでは初級の会話クラスにいれられてしまい辛い経験もしました。

2.2 英語が話せない経験

大学受験でたくさん勉強したにも関わらず、英語が全くと言っていいほど話せなかったのは非常に悔しかったです。

日常生活で”どうしても本当に伝えたいことが言えない”という場面が何度もあり、もどかしさを感じました。

今思うと、この”悔しさ”こそが英語学習への一番のモチベーションになっていたのかもしれません。

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2.3 カナダから帰国後

"カナダでできた友達ともっと話したい" "いろいろな国の文化を知りたい"

という気持ちから、帰国後も毎日インターネット上の通話アプリケーションのSkypeを用いて英会話を続けていきました

毎日の訓練のおかげで、徐々に相手の英語が聞き取り、言いたいことを英語で表現できるようになりました。英語を使って会話することがどんどん楽しくなり、海外へ一人で旅行することも増えました。

この英語の楽しさを多くの人に知ってほしいです

英語は勉強するものと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、英語も言葉で多くの人と話すためのものです。

多くの人とコミュニケーションを取るための英語をぜひ身につけて言ってほしいと思います。

3. 本当にやりたいことってなんだろう

大学三年生のときに、他の学生と同様、夏のインターンシップへの応募するなかで"本当にやりたいこと"について考えるようになりました。

海外での経験を生かした海外への出張があるグローバルな会社・海外留学制度のある官庁などを見ていました。

しかし大学での勉強を進めるなかで、

「こんなに勉強した自分の専門も生かしたい」「専門を究めたい」

と思うようになり、海外大学院への留学を決意しました。

3.1 日本語教室でのボランティア

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海外の友達を作るために、大学では日本語教室のボランティアを2年間行いました。

外国人に日本語や日本のことを教えるのは大変面白く、毎週いろいろな人との会話を楽しみながら続けれました。

また留学生の質問の中には

「”わたしが”と”わたしは”の違いは何?」「”隣”と”横”はどう違うの?」

といった日本人にとっては当たり前だと思っていて答えづらい質問も多くあり、大変勉強になる貴重な経験でした。

3.2 憧れていた留学生の生活

日本語教室の生徒の多くは、毎日を楽しそうに過ごしていて日本人よりも日本を楽しんでいました。

しかし、遊んでばかりではなく、やるべきことや研究はしっかり進めていました。

僕も将来、このように優秀な人たちとメリハリをつけて研究を進めていきたい、と強く感じさせてくれる時間でした。

これがもう一つの海外大学院進学の大きな理由です。

4. 留学までの道のり

留学を決意してからTOEFLや入学手続きなどいろいろな問題がありました。

僕は幸運にもアメリカへ留学した先輩がいたり、留学をサポートしている団体のイベントに参加できたりしました。

それでも問題を抱えた時にどう対処したらいいのか悩むことも多くありました。

TOEFLも思ったように点数が取れませんでしたし、本当にこの成績で留学することができるのか不安に思ったこともたくさんありました。

留学先での生活についても詳しく知ることがあまりできなかったこともあり、志望校選びで非常に苦労したのを覚えています。

4.1 自分の苦労経験を踏まえて

留学を考えている学生が少しでも困った時に参考となるようなブログを作成しています。

そして世間一般の

「優秀じゃなきゃ留学はできない」

というイメージを変えて、

「こんな人でも留学できるんだから自分もできるだろう」

と思ってもらえるような情報をこちらでは紹介していきます。

もちろんこのブログは完成することはありません。

留学を考えている学生が知りたい情報を過不足なく伝えられるブログにしていこうと考えています。

5. 最後に

もし留学しようかどうか迷っているのならば、留学してみた方がいいと思います。

海外で生活していくなかで気づかされることはたくさんありますし、海外にも多くのチャンスがあります。

日本はまだ海外へ留学する人の数は他の国に比べて低いのかもしれません。

しかし、留学できる環境は徐々に整ってきているし、その可能性もどんどん広がっています。

「英語が苦手だから」「海外へ行くのは少し不安だから」と行かない理由を挙げたらキリはないですが、とにかく新しい環境で色々なことを経験してみたい!と考えているならば、やはり海外の大学院を考えてみるべきだと僕は思います。

英語が苦手でも強い気持ちがあればきっと乗り越えられるし、大学によっては英語学校に通って認定書をもらえば入学できるものもあるようです。

ぜひチャレンジしてみてください。