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評価されるSOPの書き方のコツ その5 :もう一度問いかける

ちょっと待った!そのSoPは何回チェックしましたか?今までの記事でどのようにSoPの内容を決定していけばいいのかを詳しく説明していきました。

しかし、効果的なSoPを書くためには書いてすぐに提出するのではなく、客観的に自分を見つめ直すことも大切です。

今回は書き方よりもSoP書いたあとにどのように自分のSoPをチェックしていけばいいのかについて詳しく説明していきます。

1. チェック項目

チェックするべき項目は主に以下の3つです。

  1. 試験官が聞きたいことに答えられているか
  2. メッセージは明確か
  3. 文法のミスはないか

これらすべての項目にしっかりと答えられているのかどうかを必ず提出前にチェックしましょう。

チェックする際には一度にすべてをチェックしようとするのではなく、1週目に試験官が聞きたいことに答えられているかを確認し、2週目にメッセージ性の確認をして、というように1つのチェック項目に絞って確認をしていきましょう。

チェックする際には上のリストの上から調べていくと効率よくSoPをチェックすることができます。

2. 試験官の聞きたいことに答えられているか

エッセイを書く理由は受験生である自分がどのような人物であるのかをわかりやすく説明するためです。そのため、エッセイでは自分がどのような人物であるのかを詳しく説明していきましょう。

しかし、人物について書くと言っても、試験官は受験生の趣味が知りたいわけではありません。試験管が知りたいのは「この受験生が大学院に入学した時に、どのように学校に貢献してくれるのか」ということです。

そのため、まずエッセイで書くべきなのは「自分のバックグラウンド」「研究者としての資質」そして「入学してから行いたいこと」です。

2.1 自分のバックグラウンド

自分がどのような経験してきたのか、そしてどのようなことを学んできたのかをエッセイでしっかりと説明していく必要があります。

そのために、自分の専門分野や研究テーマなどについて詳しく書いておくといいでしょう。そのバックグラウンドを利用して、どのようなキャリアにつなげていきたいのかまで書けるとなお良いです。

海外の大学院ではバックグラウンドはとても重視されています。僕がスイスの大学院EPFLに所属していたときも、様々なバックグラウンドを持つ学生がいました。

また、授業でのグループワークでは同じ学部の学生だけでグループを組むことを禁じているものも多くあり、様々なバックグラウンドを持つ学生との交流を重視しています。

自分のバックグラウンドを具体的に説明することで、試験官がこの受験生を入学させるか、やめるかを判断する基準となります。

2.2 研究者としての資質

また理系の学生の場合、研究者としての資質も問われています。実際、多くの学生が修士課程では研究室に所属することになります。

自分で問題を見つけてそれを解決する方法を見つけ出す能力、研究内容をわかりやすくプレゼンする能力など、様々な能力が必要となります。

エッセイの中でその能力の一部を書くことで、自分の研究者としての資質をアピールすることができます。

多くの学生が、半年以上は研究室に所属していると思うので、そこでの経験を具体的に書くことで信ぴょう性のあるエッセイを仕上げましょう。

2.3 入学してから行いたいこと

また、今までの経験を生かして入学後にどのように活躍していきたいのかを示すこともとても重要です。

入学してからどのように学生生活を過ごしていきたいのかを具体的に説明することで、大学院側もこの学生が大学に貢献してくれる学生なのかどうかを判断することができます。

入学する前の段階ではわからないことも多く、何ができるのかわからない、という人もいるでしょう。しかし、今ある情報の中で自分が何を将来したいのかを書くことはできるはずです。

書いたからといって絶対にその通りにしなくてはいけないということもないので、今考えている将来のキャリアを素直に書きましょう。

3. メッセージは明確か

エッセイのなかでは、しっかりとしたメッセージを伝えることが重要になります。ダラダラと長い文章を書くのではなく、できるだけ簡潔にわかりやすい形で説明しましょう。

上で書いた3つのポイントそれぞれに一つずつのメッセージをのせて説明できているのかをしっかりと考えていきましょう。

メッセージが一つに絞れているのかどうかを調べる方法は、主に2つあります。

  1. 文章の役割を考える
  2. タイトルを考える

3.1 文章の役割を考える

内容を考えるうえで、それぞれの文章の役割を考えることはとても重要です。一文一文の意味をしっかりと考えて、意味がないと感じる文章についてはどんどんと削っていきましょう。

エッセイでの文章の役割は主に3つです。

  1. 主張
  2. 具体例(経験)
  3. 結論

おそらく受験生の多くがTOEFL対策でWritingを行なっていると思います。そこでの練習を生かして、論理的にわかりやすい文章を作っていきましょう。

主張では、自分が何をアピールしたいことを一つ書きましょう。これが二つ以上になると文章が何を言いたいのかわからなくなるので、できる限り一つにしてください。

そして、その主張を支えるための事実や経験を積み上げていきましょう。事実についてはできる限り具体的な方がいいでしょう。

最後はもう一度ポイントが明確になるように、結論を書きます。

3.2 タイトルを考える

それぞれの段落でポイントが明確かどうかを考えるために、タイトルを考えることも大切です。

タイトルがなかなか決まらないような段落では、言いたいことがたくさん詰まっている可能性があるため、ポイントを削ってわかりやすい文章を心がけましょう。

4. 文法のミスはないか

エッセイは英語の試験ではないので、英語の文法のミスが多少あっても減点されることはありません。しかし、英文法が間違っていると、伝えたいことがはっきりと伝わりません。

エッセイを仕上げた後、何度も文法の間違いがないかどうかを確認しましょう。注意すべき文法は以下の3つです。

  1. a,theの有無
  2. 時制
  3. スペル

これら3つの点を一つに絞ってチェックして、三回見直しましょう。添削をネイティブにお願いすることもできますが、伝えたい内容がはっきりしている自分でできる限り直した方がより良いエッセイが出来上がります。

そのため、徹底的に自分のミスを見つけて訂正していきましょう。

4.1 添削を依頼する

添削を依頼することも大切です。大学院留学サポートサービスはたくさんあるため、そこで依頼してもいいですし、こちらの記事で紹介しているようなココナラで依頼してもいいでしょう。

オススメの記事 推薦状・エッセイを安くネイティブに添削してもらう方法

少しでも自分の伝えたいことを正しく伝えるためにも、添削は必ず一回は受けるようにしてください。

5. 最後に

今回は、自分の資質を正しくアピールすることができるエッセイを書くためにできる最終確認について詳しく説明していきました。

  1. 試験官が聞きたいことに答えられているか
  2. メッセージは明確か
  3. 文法のミスはないか

この3つに気をつけて、最終的なエッセイを仕上げていきましょう。

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