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評価されるSOPの書き方のコツ その7 : 正直でいる

エッセイを書くとなると、よく見せようと自分を偽ってしまいがちです。しかし、それはエッセイを書く際には決してやってはいけません。

もちろん、ある程度自分のことを誇張するのは大切です。しかし、本来の自分とは違う自分をエッセイで表現していても内容が薄くなってしまい、説得力が落ちてしまいます。

エッセイを書くときは絶対に本来の自分をベースに書くようにしましょう。

1. どうして嘘を書いてはいけないの?

受験生がどのような人物であるのかを判断するための材料としてエッセイを利用しています。エッセイを通して受験生の人柄を知り、大学に必要な人材か否かを判断します。

大学院では様々な学生を入学させて、多様性を維持しようとしています。そのため、一般的な優等生であることをエッセイで表現しても合格することができるとは限りません。

また、大学院側も受験生が嘘をついている可能性を大いに考慮しているので、エッセイ自体に説得力や真実味があるかどうかを真剣に判断しています。

そのため、下手な嘘をつくとすぐにバレてしまい、合格することができなくなってしまいます。本当の自分に基づいた推薦状を書くようにするといいでしょう。

1.1 嘘と誇張は違う

間違えやすいのが、嘘と誇張は違うということです。

嘘は全くない話を作り出すことですが、誇張は事実に基づいた話を少し大げさに話すことです。

よく就職活動などで言われていることですが、0を1にするのはダメだけれども、1を2や3にして話すのは大丈夫です。自分が一度は体験したことのある範囲でエッセイを書くようにしましょう。

2. どのくらいの誇張ならいいのか?

ではどれくらいの誇張をするのは大丈夫なのか、疑問に思う人も多いかもしれません。

誇張してもいい範囲を定義するのはとても難しいですが、これくらいなら大げさに話しても大丈夫、という参考を具体的に話していきます。

2.1 周りからの評価

周りからの評価など、客観的に書くことのできないものについては少しくらい大げさに書いても大丈夫です。

僕のエッセイでも、「学会で発表をした際に発表について、とても高い評価を得ることができた。そして、質疑応答でも適切に応えることができているとの評価を受けました。」と書きました。

学会以外でも、授業での態度や研究室での態度など、さまざまな点で人から評価を受けている場面があるはずです。これらの評価は数字や客観的に書くのが難しいので、少しくらい大げさに書いても問題ないでしょう。

2.2 自分の将来について

また過去の経験などについては、すでに事実になっているので、大げさに表現するにも限界がありますが、これからのことは多少オーバーに書いても問題ありません。

例えば、「自分が興味関心を持っている分野が発展し、このような技術が実現したら、これほど世界に影響することができる」といった内容です。

これらのことについては、あまり語りすぎても「夢を語っているだけ」という印象になってしまいますが、入学してから行いたいこと、そして卒業後も行なっていきたいことに関しては大きなことを書いていきましょう。

3. 正直な内容が評価される

理系の学生にとっては、エッセイは将来の科学者が書く論文の第一歩と見なされていることもあるようです。そのため、嘘の記述などはバレた際には重大なペナルティーとなります。

STAP細胞の論文の不正でも大騒ぎになったように、論文においてデータの改ざんは大きな問題となります。これから科学者としてのキャリアを築いていくのであれば、客観的に評価できる部分については嘘偽りのないようなエッセイを心がけていきましょう。

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