留学先決定法

志望校はいつまでに決めればいいの?海外大学院進学先決定時期

留学先締め切り

大学院留学をしようと考えたときにまず行うのが、志望校の探しです。

自分はどの大学院へ進学したいのか、そして入学後に何をしたいのかをしっかりと考えて進学先を考えましょう。

進学先を決めるのにはとても時間がかかります。それは、自分に合った研究室を見つけるためにはいろいろな情報を集めたり、論文を読む必要があるからです。

また自分の研究を進めるなかで新しい研究室を見つけて興味が出てくることもあります。

そのため早い段階から志望校をいくつか挙げておくべきです。

ここでは、志望校を決めていくべき時期の目安を紹介していきます。大学院留学を考えている学生の参考になれば幸いです。

1. 4月に興味がある大学をいくつか挙げてみる

新学期が始まる4月に、ある程度興味がある大学をリストアップしておくといいでしょう。

このときは詳しい研究内容など知らなくても大丈夫です。大学ランキングを眺めながら、なんとなく行ってみたい大学をいくつか挙げておきましょう。

情報がない状態でもとりあえず志望校を設定するのには2つの理由があります。

  1. 留学を実感する
  2. 必要な書類などを知る

1.1 留学を実感する

大学受験を思い出してみてください。

高校3年生になると周りはみんな受験モードになり、志望校を設定します。志望校を決定するときは、なんとなく今の偏差値や噂などを考慮して、初めはなんとなく決定したはずです。

そのあと、受験勉強を進めていくなかで新しい情報が入ったり、状況が変わって、学生たちは志望校を変更していきます。

大学院留学も同じように、準備の最初のステップは志望校の設定です

とりあえずこれから1年間向かうべき目標をあらかじめ設定しておくことで、留学を実感することができ、留学準備にもやる気が出てきます。

1.2 必要な書類などを知る

とりあえずいくつかの志望校を決めておくことで、各校に出願するのに必要な書類を調べることができます。

大学院によって提出するべき書類はそれほど変わらず、主に必要なものはこちらの書類です。

  1. 成績証明書
  2. 推薦状3枚
  3. エッセイ
  4. TOEFLスコア
  5. GREスコア

これらの書類が実際に必要であることを自分でHPで確認することで、各大学のHPのどこを見たらいいのかなどを学ぶことができます。

必ず志望校を決めたら自分で必要な書類は確認しましょう。

2. 志望校の決定は10月までに固めておく

志望校は10月までにある程度、固めておきましょう。

留学の手続きが本格的に開始されるのは11月くらいからで、アメリカの大学院では12月1日に願書の受付を締め切るところも多いです。

そのため11月までにある程度、志望校を固め、その大学にあったStatement of Purpose(SOP)を書いていきましょう。

2.1 推薦状の依頼の都合も考える

また10月から推薦状の依頼についても本格的に考えなくてはいけません。

これよりもあとになってしまうと、推薦状もとても忙しく準備しなくてはいけなくなりミスが出てきてしまうかもしれません。

しっかりと準備をし、先生にも無理なお願いをしないためにも10月が最終期限と考えておくといいでしょう。

2.2 11月以降に新たな大学を考えるのは大変

11月以降は出願手続きや書類を作成したりと大変忙しくなります。

そのように忙しいなか、新しい大学について一から調べ直し、研究室なども見ていくのは大変です。

できる限り、10月までに志望校をある程度絞っておいて、そこから出願手続きを進めていくのがいいでしょう。

2.3 志望校を減らすのは簡単なので多めに選択しておく

反対に11月から志望校を減らすのは作成する書類を減らすだけなので簡単です。

もしも志望校がはっきりと決まらないようなら、10月までにできる限り多くの大学について準備しておき11月以降絞っていきましょう。

先生に推薦状を依頼するときも多めに志望校のリストを渡しておき、受験をやめたら先生にメールでお知らせすればすみます。

多くの大学を見ておくためにもこちらの本で候補を増やしておきましょう。

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3. 海外の大学院について知る方法はたくさんある

海外の大学院について調べる方法はたくさんあります。

世界ランキングや専門分野について話を聞くことで情報を集めることができます。

【アメリカの大学院限定】分野別の大学ランキングを見る方法 icon-external-link 

自分のしたい研究をしている研究室を見つける方法 icon-external-link

これらの記事で海外の大学院の情報を紹介しているので、是非こちらの記事も参考にしてください。

4. 最後に

僕もいくつかの志望校を10月までに決定し、そこからTOEFLのスコアや必要な書類などと照らし合わせて志望校を決定しました。

僕は初めアメリカの大学院留学を考えていたので、10月までの段階での志望校は5校でした。

そして、その後要件などを考えてKTHとEPFLの2校に絞りました。

志望校を増やすのは大変ですが、減らすのは簡単なので10月までは興味のある大学は全て詳しく調べておきましょう。