大学院留学をするためにエッセイはとても重要です。
TOEFLやGREのスコアが良くても、推薦状やエッセイがそれほど良くないと選考委員の目にはそれほど魅力的に映らないので合格が遠のきます。
しかしエッセイなどがしっかりとしていれば、多少GPAやTOEFLのスコアが低くても十分合格を勝ち取ることができます。
このようにエッセイはとても重要なので、じっくりと時間をかけて仕上げていきましょう。
今回は大学院に合格するためのエッセイの作成プロセスについて確認をしていきましょう。
1. エッセイ作成のプロセス
エッセイを作成するためにはいくつかのプロセスを経て、少しずつ完成させていく必要があります。
特に「大学院の下調べ」や「自己分析」など、エッセイに直接関係なさそうに思える作業が、エッセイの質を大きく作用します。
大学院留学を目指すと色々な準備で時間がないかもしれませんが、しっかりとエッセイに関しても下準備をしっかりとしてから取り組むようにしてください。
エッセイを完成するために必要なプロセスは以下の4つです。
- 大学の下調べ
- 自分の分析
- 作成
- 添削
2. 大学の下調べ
それぞれの大学には様々な特徴があります。
学生に対する教授の割合が非常に高く、丁寧な指導を受けられる大学や留学生を多く受け入れて国際色豊かな大学などがあります。
大学のホームページを調べてみたり、留学している人の話、教授と実際にコンタクトを取ってみたりと情報を集めてみましょう。
これらの特徴を自分の志望動機と結びつけて、エッセイに詳しく書くようにしましょう。
2.1 強い研究分野
自分が興味がある分野で、どれくらい充実した設備が整っているのかや世界的にどの程度評価されているのかを調べましょう。
アメリカの大学で、自分の専門分野で強い大学を調べるためにとても便利な本はこちらの成功する留学 アメリカ大学・大学院留学 (地球の歩き方―成功する留学) です。
またUS NEWSでも分野別の大学院ランキングも載っているのでそちらも参考にしましょう。
オススメの記事 【アメリカの大学院限定】分野別の大学ランキングを見る方法
この辺りは目的の研究室について述べてもいいですし、学科の中での最近の大きな業績について触れてもいいでしょう。
2.2 研究室
入学後に配属したい研究室について調べていきます。
自分の分野に近い学部のホームページから教授陣を見ていきましょう。
それぞれの教授の研究内容をざっと眺めていき、自分が興味を持てそうな研究室についてさらに調べていきます。
研究室の研究内容について詳しく調べるためにはやはり論文を読むことで、興味を持った研究室1つにつき5つほどの論文を読みましょう。
研究室の探し方についてはこちらの記事でも詳しく書いていますので、そちらの記事も合わせて読んでください。
オススメの記事 自分のしたい研究をしている研究室を見つける方法
3. 自分の分析
またエッセイをしっかりと書くためには過去の実績や研究に興味を持ってきたきっかけを考えるのも大切です。
就職活動でも自己分析をするように、大学院留学でも自己分析をすることでしっかりと論理的に自分のストーリーをわかりやすく説明することができます。
自分のことについて考えるときは以下の2点を中心に考えるといいでしょう。
- 研究に興味を持ったきっかけ
- 自分のアピールポイント
3.1 今の研究に興味を持ったきっかけ
今の研究に興味を持ったきっかけはなんですか。
もちろん場合によってはなんとなく大学に入学してしまったのかもしれませんが、それでもやはり何かしらの興味を持って研究を選んでいるはずです。
自分の興味をしっかりと自分で掘り下げていき、研究に対する興味の根元をしっかりと考え抜きましょう。
「どうして今の研究をしているのか?」「今の研究の何が好きなのか?」
これらの質問に答えられるように自分のことを深く考えていきましょう。
3.2 自分のアピールポイント
またエッセイに書きたい自分のアピールポイントを列挙しておきましょう。
自信を持っていることや研究実績、授業態度など、目的を持って努力をしたものをしっかりとリストを作ります。
特に研究室での活動は研究者として留学する理系の大学院留学では大きなアピールポイントです。
僕は学会発表を運良く3回もすることができたので、学会発表の経験を自分のアピールポイントとして書いていきました。
些細なことでもできるだけ具体的にエッセイの中でアピールをしていきましょう。
4. 作成
下調べや自分のアピールポイントについてしっかりと調べることができたら、エッセイを実際に作成し始めましょう。
エッセイを作成始める時期は10月の中旬から11月の上旬が一番いいです。
その時期からしっかりとエッセイを作成するために、大学などの下調べは10月までに終わらせておきます。
エッセイの書き方についてはこちらの記事で詳しく書いているので、参考にしてください。
オススメの記事 海外大学院に提出するエッセイは過去・現在・未来の三段階で表現する
5. 添削
エッセイを作成し終えたら、数人のネイティブに英文の添削をしてもらいましょう。
日本人にはわからない些細な文法ミスや不自然な表現、そして話の飛躍などをいくつか指摘してもらい訂正していきましょう。
大学院留学サポートサービスでは推薦状やエッセイの添削や指導を行なっていますが、そのサービスを受けるには高額の費用がかかります。
お金がない学生にはなかなかそのようなサービスを受けることができないので、こちらのサービスがオススメです。
オススメのサイト 英文添削ならココナラ
こちらでは海外経験の長い人々が比較的安い値段で英文添削をしてくれます。
詳しい使い方はこちらの記事で紹介しているので、合わせて読んでください。
オススメの記事 推薦状・エッセイを安くネイティブに添削してもらう方法
6. 最後に
エッセイを作成する手順は大きく4つです。
- 大学の下調べ
- 自分の分析
- 作成
- 添削
今回は主にエッセイを作成する前の下調べについて中心に書きました。
大学について調べれば調べた分だけ、深い内容のエッセイを書くことができるので、早い段階から大学について調べていき、深い内容のエッセイを書きましょう。