大学院留学を考えたときに気になるのが、GPAです。
GPAは各大学で独自に計算されていることが多く、どのように計算されているのか、どれくらい評価されているのか、などわからないことが多いです。
世間一般的に言われている「GPAは3.0以上必要」「3.5以上必要」などは大してあてにならず、とりあえずGPAを気にせず大学院に出願してみることが大切です。
GPAは自分で計算して、大学院に提出していると考えている人も多いかもしれませんが、実際は成績を大学院に提出するだけです。
今回は、成績表の提出方法について詳しく説明していきます。
成績表の提出方法
成績の提出方法は二つです。
- スキャン
- 郵送
現在では出願手続きのほとんどがWeb上で行われます。そのため、成績表についても大学で発行される成績表をスキャンして、pdfファイルとして大学に送ります。
正式な書類なので、偽造防止のためか実際の成績表を郵送で送らせる大学も多く、Web上で送った後に郵送で送る必要もあります。
スキャンをする
大学から自分の成績を受け取ったら、それをスキャンしてpdfファイルに変換したあとに大学院へ提出しました。
郵送と違い、スキャンの場合データになっているためすぐさま提出することができるため、出願締め切りまでにデータを送る必要があります。
スキャンで提出する場合も郵送する場合も必ず、英文の成績を提出してください。
スキャンをするだけならば、コピー機などでもスキャンはすることができますが、僕がオススメしているスキャナーはScanSnapです。
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ScanSnap
ScanSnapの大きな特徴はコンパクトな形状です。
一般的な折りたたみ傘と同じくらいのサイズで、どこでも必要な書類をスキャンすることができます。
留学先でも書類をスキャンしなくてはいけない機会が多く、こちらのScanSnapは留学先にも持っていくことができるので大変便利です。
スキャナーの画質もスピードもとても早いので、留学先でのことを考えて買っておくといいでしょう。
欠点は両面印刷や複合機のような自動連続スキャンができないことです。特に大量の書類をスキャンするときに時間がかかってしまいます。
しかし、そのような大量の書類をスキャンすることはほとんどないので、一般的に使うには持ち運びが便利なこちらのスキャナーがオススメです。
郵送
また大学で発行された成績表と卒業見込み書を海外の大学へ提出する必要があります。
こちらは実際に郵便局へ行って、大学院の住所まで郵送してもらいます。
成績表などの書類の提出先は大学院のホームページなどに詳しく書かれているので、しっかりと大学の住所をメモし、間違いのないように大学院の住所へ書類を送りましょう。
本来は所属している日本の大学が直接、海外の大学院にこれらの書類を送るべきなのですが、実際は大学の印が押された封筒を渡され、それを郵便局から送るように言われました。
そのため郵便の費用は自己負担になります。
郵送方法
郵送方法はExpressとEconomyの2種類がありますが、できる限りExpressで郵送するようにしましょう。
Expressにすると郵送料金がはるかに高くなってしまいますが、郵便を3~4日で大学まで郵送してくれますし、トラッキングで書類が現在どこにあるのかを知ることができます。
成績表はとても重要な書類ですので、遅れることのないようにExpressにしておきましょう。
Economyの場合、2週間程度かかるとのことなので、出願校が多く、全てをExpressで送る余裕がない場合は早めの段階から成績表を郵送しましょう。
修士と学部の成績両方が必要
また修士の学生の場合、学部時代の成績と修士時代の成績を提出する必要があります。
学部時代の成績と修士時代のすべての成績を別に発行してもらい、それらをすべてスキャンして提出したあと、郵送しましょう。
よく修士課程を終えたら、学部の成績は必要ないと考えている人がいるようですが、どちらの成績も必要なので両方忘れずに提出してください。
学部の成績が足を引っ張る!?
修士課程に進学しても学部の成績を提出する必要があるため、学部のときの成績が悪くて心配な方がいるかもしれません。
しかし、修士課程に進学すると成績よりも研究の業績・学会発表など、アピールできる要素が増えるため、学部時代のGPAが低くても十分挽回することができます。
とはいえ、GPAは高い方がいいのは事実なので、大学院留学を考えているのならば修士の授業も手を抜かずしっかりと課題をこなしていきましょう。
最後に
多くの大学院ではデータと紙の両方で成績を提出することを求めてきます。
郵送費はとても高く、多くの出願校があるとそれだけで郵送費がかさんでしまいますが、大切なイベントなのでしっかりと手続きを済ませましょう。