目標点

2年生,3年生からGPAを上げる方法と必要な期間

GPAは就職活動や留学、奨学金の申請などで必要になることがあり、GPAを高くしたいと思っている人も多いのではないのでしょうか。

GPAは大学4年間の成績の平均点なので、大学院留学や就職活動を意識してGPAを上げようとしてもすぐに上げることができないという問題点があります。

実際、就職活動や留学のためGPAを高くしたいと思ったとしても、すでにGPAが低い場合GPAを上げるためには時間がかかります

僕も大学院留学を決意する前のGPAは非常に低く、GPAを上げることがとても大変でした。

こちらの記事では、高いGPAを取るための方法と、目標の点数を取るためにどのくらいの期間あればいいのかまとめています。自分の目標とするGPAに向けて必要な準備時間と成績をこちらの記事で理解していただけます。

GPAとは

GPAとはGrade Point Averageを略した言葉で大学4年間の授業での成績の平均を計算したものです

GPAは成績の平均点を表しているため、学業成績を簡潔に評価することができるため、留学や就職活動で頻繁に利用されています。

留学や就職活動などの選択肢を広げるためにもGPAを上げるべく学業に力をいれることをオススメします。

僕は1,2年生の成績がよくなくて、大学院留学するときにすごく苦労したんだ。。

 GPAが低くても留学できる!海外大学院合格者の大学での成績公開

GPAの評価方法

GPA equation

一般的に言われているGPAの計算方法はこのようになっています。

総単位数の中には「不可」になった単位数も含まれているため、「不可」の単位数が多いとGPAを下げる大きな原因になります

4段階評価の大学については、秀 = 4, 優 = 3, 良 = 2, 可 = 1と計算することもありますが、3段階であれば上のように計算をします。

日本の大学でも少しずつGPA制度を導入しているところが増えているようですが、GPA制度が一般的でない大学に所属している場合は上の計算式を用いてGPAを計算してみてください。

GPAの計算方法はこちらの記事で詳しく説明しているから、計算方法に興味がある人はこちらの記事も読んでね!

GPAに「不可」は入る?成績表の評価方法

GPAの目標点

目標のGPAはどのくらいに設定したらいいの?
GPAの目標点は目的に応じて決めよう!

目的別に目標とすべきGPAは以下のようになっています。

<目標GPA一覧>

  • 超一流大学留学:3.5
  • 一流大学留学:3.0~3.5
  • 就職活動:3.0

日本の大学生のGPAの平均は、2.4~2.8といわれています。GPAにおける評価は、一般的に以下のようになります。

引用: BIZUAL

ちなみにビリギャルで有名になった小林さやかさんはこのようなことをTwitterで言っていました。

GPAを上げるのがすごく大切なのはわかったよ!
でも、GPAを上げるためにはどのように勉強したらいいんだろう?

GPAを上げるための「大学では大学の勉強法」

大学では高校と違い学習指導要領なども明確に決まっていないこともあり、参考書を使った勉強が必ずしも役に立つとは限りません。

大学では授業を行う先生によって授業内容がある程度変えられてしまいますし、参考書も役に立ちません。

そのため、大学での勉強法をしっかりと理解しないと、どれほど勉強時間を費やしていてもGPAを上げることができません。

とにかく勉強するだけじゃ成績は上がらないのか・・。

大学では高校とは違った方法で勉強をしていくことで、GPAを効率よくあげることができますので大学では大学の勉強法を身につけましょう

今回は大学のGPAを上げる効率的な勉強方法3つを紹介していきます。

  • 大学の授業をしっかりと聞く
  • 過去問を解く
  • テスト評価の授業を取る

大学の授業をしっかりと聞く

kougi

当たり前のことですが、まずはきちんと授業に出ましょう。高校の時と違い大学には指導要領というものが存在しません。

つまり、国から定められている学習範囲がないので各大学学科が設定したカリキュラムに沿って授業が行われます。

高校までは市販の参考書や問題集が多く売られていますが、大学の授業を全て網羅した参考書などはほとんどありません。(先生が独自に授業内容を定めているため)

そのため、授業にしっかりと出席し、授業内容を理解することで、期末試験で良い点を取ることができます

一般の参考書では無駄が多い

先生が参考文献や参考図書を進める場合もあるかもしれませんが、大学で良い成績を取るという目標を達成するのであれば、これらを読むことはあまりオススメしません。

というのも、参考文献はその分野の内容を幅広く網羅していることが多く、授業で扱った一部の授業内容を理解するには関係のない部分があまりに多いからです。

もちろん興味がある分野はぜひ参考文献を読んで知識を広げてほしいのですが、大学院留学のためにGPAを上げたいのであれば、効率的ではありません。

繰り返しにはなりますが、テスト範囲は授業で行われた範囲からしか出題されません

そのため授業に出席し、ノートを取ることで、授業内容とテスト範囲を同時に確認することができるので、必ず授業出席→ノートで復習という学習サイクルを守るようにしましょう

授業ノートを中心に勉強する

テスト直前期になったら、授業で使った授業ノートを中心に勉強するようにしましょう。

そのなかで理解できないことがあれば、関連図書を見てみたり先生に質問して疑問を解消しておきます。

それ以外のことを真面目にやっていても将来何かしらの役には立つかもしれませんが、成績に関しては効果が薄いです。

また授業中に先生がテストについて言及する時もあるし、授業を聞いていればテストに出そうな箇所というのはなんとなくわかるものです。

大学生は、サークル活動やアルバイトなど課外活動も忙しいと思いますがなるべく授業には出るようにしましょう。

授業に止むを得ず出席できなかったときは友達にノートのコピーをお願いするようにしましょう

テスト勉強は1ヶ月半前から

大学では複数の科目を同時に受講しているので、テスト直前に一つの科目に絞って勉強することができません。

そのため、事前にしっかりと学習計画を立てて、テスト対策をしていくことが重要になります

普段から継続的に勉強するのはもちろんのことですが、本格的なテスト勉強を始めるのは1ヶ月半くらい前からがいいでしょう。

ノートを見直してわからないものはないか、授業中に出された問題演習を自力で解けるかなどを確認していきます。

授業に出席できず、一部の授業ノートがない場合でも1ヶ月半前までには友達に頼んでコピーを取らせてもらうようにしましょう。

テストの過去問は先人たちの遺産

test questions

講義によっては過去問がインターネット上に上がっていたり、先輩からもらったりできると思います。

もし同じ講義の過去問が手元にあるのならば、ノートを一通り勉強したあと、テストを実際にやってみましょう

過去問の解答を作成してみる

過去問を運良く入手できたとしても、試験の解答がないのが一般的だと思うので、ノートを見ながらテストの模範解答を作成しましょう

この作業自体も大変勉強になり、授業のポイントが理解できるようになります。

また大学では同じ問題が何度も出ることが多く、同じ問題が出たときに完答できるだけで十分クラスの上位に入ることができます

いろいろなものに手を出すのではなく、過去問と同じ問題を完答できるようにしっかりと対策をしておきましょう。

もう一度ノートを見直す

過去問を一度解いてみたあとにもう一度、ノートを見直してみると講義のポイントが全てはっきりしているので、効率よく復習することができます

過去問を解いているときは答えのみに注目して解いていますが、その後ノートをもう一度見直すことで講義の流れの中での解答のポイントを理解することができます。

先ほど書いたように、大学では同じような問題が繰り返し出題されることが多々ありますが、新しい問題が出る可能性も大いにあります。

そのような新出の問題が出てきたときにしっかりと解答できるよう、ノートを見ながら全体の講義をおさらいしておきましょう。

GPAを上げるには、テスト評価の単位がオススメ

report test

授業の評価の仕方はテストとレポートの2種類です。

テスト対策に対しては、上記のように対策すればいい成績は取れると思いますが、レポート評価の講義で良い成績を取るのはコツが必要です。

レポートはテストのように知識を詰め込んで、テストで解答すればいいですが、レポートで良い成績を修めようとするとレポート作成に多くの時間を割く必要があります。

僕の感覚としてレポート評価の講義は単位は取りやすいのですが、レポートだと差がつきにくく、良い成績が取りづらい印象があります。

そのため、海外の大学院へ進学するためにGPAを上げたいと考えているのであれば、レポートによって評価される授業よりもテストで評価される授業の方に積極的に参加しましょう

レポートには答えがない

レポート課題には答えがありません。

もちろん、研究において答えがないものを考えて答えを出す作業をとても重要ですが、成績を取るためには答えがはっきりしているテストの方が簡単です

特にレポートの場合、過去のレポートを集めてきて、うまく編集して提出する学生(特に大学1,2年生の頃)が多いので、そのような人たちにいい成績を取られてしまう可能性が高いです。

そのような人たちに負けないためにも、テストで勝負をした方がいい成績を取ることができます。

テストは勉強すれば、確実に成績が取れる

テスト形式の授業は授業をしっかりと理解し、ノート・過去問をしっかりと復習していれば、確実に成績が取れます。

僕の実感では、ノートを3周ほど繰り返し、過去問を2年分ほど確認すれば確実にいい成績を取ることができます。

GPAを上げる期間計算における仮定

GPAを上げるために必要な期間を計算するために、いくつかの仮定を設定しました。

もちろん学生生活や大学によって授業数などは大きく変わるため、一概に評価することができませんが、参考になれば幸いです。

  • 学期ごとの単位数は一定
  • 4年後期の成績は含めない(就活・大学留学時には成績が確定していないため)

GPAを3.0取るために必要な期間

GPA3.0を達成するために必要な期間一覧 (単位:年) ※1年を2学期と換算

現在のGPA今後のGPA
3.13.23.33.43.53.63.73.83.9
2.0-332.52.52.52.522
2.1-332.52.52.5222
2.2-332.52.52222
2.3-32.52.52.52222
2.4332.52.52221.51.5
2.5332.52221.51.51.5
2.632.52221.51.51.51.5
2.732.521.51.51.51.511
2.82.521.51.511111
2.921.51110.50.50.50.5

GPAを3.3取るために必要な期間

GPA3.3を達成するために必要な期間一覧 (単位:年) ※1年を2学期と換算

現在のGPA今後のGPA
3.13.23.33.43.53.63.73.83.9
2.0-----3332.5
2.1----3332.52.5
2.2----3332.52.5
2.3----332.52.52.5
2.4----332.52.52.5
2.5----332.52.52
2.6----32.52.52.52
2.7----32.52.522
2.8----2.52.5222
2.9---32.52221.5
3.0---32.521.51.51.5
3.1---2.521.51.511
3.2---21.51110.5

GPAを3.5取るために必要な期間

GPA3.5を達成するために必要な期間一覧 (単位:年) ※1年を2学期と換算

現在のGPA今後のGPA
3.13.23.33.43.53.63.73.83.9
2.0-------33
2.1-------33
2.2-------33
2.3------333
2.4------333
2.5------332.5
2.6------332.5
2.7------332.5
2.8------32.52.5
2.9-----332.52.5
3.0-----32.52.52
3.1-----32.522
3.2-----32.521.5
3.3-----2.521.51.5
3.4-----21.511

GPAを3.7取るために必要な期間

GPA3.7を達成するために必要な期間一覧 (単位:年) ※1年を2学期と換算

現在のGPA今後のGPA
3.13.23.33.43.53.63.73.83.9
2.0---------
2.1---------
2.2---------
2.3---------
2.4---------
2.5--------3
2.6--------3
2.7--------3
2.8--------3
2.9--------3
3.0--------3
3.1-------33
3.2-------32.5
3.3-------32.5
3.4-------32.5
3.5-------2.52
3.6-------21.5

GPAの計算ツール

GPAを毎回計算するのは非常に大変なので、成績を入力したら自動でGPAを計算してくれるツールを作成しました。

上のリストも参考にはなるのですが、自分の成績に基づいてどのくらいの成績を今後取ればいいのかを考えるのに使ってください。

ぜひ利用してみてね。

GPAを簡単に計算するためのスプレッドシート

最後に

今回はGPAを実際に上げるために必要な期間を計算してみました。

いくつかの仮定に基づいた計算なので、正確な期間というわけではありませんが、是非参考にしてください。

目標のスコアに届くか不安な人は多くの単位を取りつつ、成績を上げる努力する必要があります。

ぜひ目標スコアに向けて頑張ってください。

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