学習方法

日本の修士課程に進み、GPAと研究業績でパワーアップ

gpa kenkyu

GPAは非常に大切な要素ですが、GPAは大学4年間の成績の平均なので留学を志望したのが遅いとGPAを上げることができない可能性があります。

特に理系の学生の場合、4年は研究室での活動が主になってしまい授業をほとんど取ることができません。

そんなGPAが低くて悩んでいる方は、日本の修士課程に進むことも選択肢に入れるべきです。

日本の修士課程に進むメリット

日本の修士課程に進むと、様々な点で他の学生と差をつけることができ、アピールできる点も増えます。

日本の修士課程に進むメリットは主に二つです。

  • GPAが大幅に上がる
  • 研究業績ができる

GPAが大幅に上がる

gpa up

日本の大学は4年間ですが、大学院は2年間です。

そして大学院は研究を行うことが主な目的なので授業をたくさん取る必要がなく、GPAをあげるのが容易です。

大学院留学を見据えて、授業もしっかりとこなしていけば、学部のときよりもはるかにいいGPAのスコアを取ることができます。

修士課程で高いGPAを取るために気を抜くことなくしっかりと勉強を継続させていきましょう。

レポートの提出期限をしっかりと守る

修士課程は主にレポートでの成績評価が多いようです。

そのためレポートをしっかりと期限内に仕上げて提出することが何よりも大切です。

研究などで忙しいですが、スケジュールをしっかりと組み、コツコツとレポートを作成していけば十分成績を取ることができます。

成績評価は甘い

ほとんどの学生が研究に力を入れていて、授業はおまけ程度にしか捉えていないので授業を一生懸命取り組む学生はそれほど多くありません。

そのため学部時代と違い、しっかりと頑張ってさえいれば、いい成績を取ることは簡単にできます。

僕の研究室の先輩でも、修士課程の成績はほとんど優だという先輩が多くいました。

そのため修士課程に進むと成績を大幅に上げることができます。

ポイント
  • 修士課程でGPAをあげることができる
  • 期間が短く、必要単位が少ないので努力で十分上げられる
  • 修士の方が成績評価が甘い

研究業績ができる

kenkyu gyoseki

GPA以外にもアピールできる点はいくつもあります。

その一つに研究業績が挙げられます。

修士2年間でできる限り、研究業績を作りアピールポイントとしましょう。

研究業績は主に以下の2つです。

  • 学会活動
  • 論文発表

学会活動

修士課程の学生のほとんどは学会に参加すると思いますが、できる限り多くの学会に参加しましょう。

日本だと「国内学会」と「国際学会」といった区別がありますが、一般的に外国ではそのような区別はないので国内学会に参加するだけでも評価されます。

しかし大学院留学をすることを考えると一度はアメリカなどで国際学会に参加できるように頑張りましょう。

論文発表

論文も発表することができれば大きな成果となります。

大きな論文誌に発表するのは修士課程では難しいかもしれませんが、小さなところでもとにかくしっかりと1~2本は仕上げてアピールポイントとしましょう。

特に論文発表は先生の力が大きく必要となるので、先生と良好な関係を築き上げておくことが大切となります。

ポイント
  • 研究業績を上げることも合格を勝ち取るために重要
  • 学会は国内・国外問わず積極的に参加する
  • 先生に協力してもらい論文を仕上げる

修士課程に進んでから留学した人の例

senpai talk

東大の先輩で日本の修士課程に一度進んでからアメリカの博士課程に進学した南出将志さんという方がいます。

その人は学部時代はどこも合格することができず、日本の修士課程に進学したのちGPAや研究業績を上げて合格を勝ち取っています。

こちらのスライドは大変わかりやすいので、ぜひ参考にしてください。

http://www.slideshare.net/Masashi_Minamide/20141222-56127545?qid=ec40217e-1816-4535-a161-e75aed68c25f&v=&b=&from_search=1

留学までの一連の流れがわかる

学部時代と修士時代の留学準備方法について詳しく説明しています。

必要な書類が一覧になっていたり、留学準備について時系列でまとめてあるので、大変わかりやすいです。

留学までの道のりの厳しさを実感します。

学部時代と修士時代の成績を比較している

南出さんの学部時代と修士時代の違いを表にして比較しています。

南出さんの場合、学部の時から成績が良かったようですが、修士ではさらに成績が上がっています。

さらに大きな変化としては圧倒的な研究業績で、多くの学会参加経験や論文を2本出すという実績を出していたためアメリカの博士課程を合格することができました。

TOEFLのスコアを早めに取る

TOEFLのスコアを早めに取ることで出願できる奨学金の数も増え、結果的に船井情報科学振興財団の奨学金を勝ち取ることができました。

奨学金の有無は合否に大きく影響するので、できるだけ取っておくといいでしょう。

ポイント
  • 修士課程に進んでから留学した先輩を紹介
  • 学部時代と比べて大幅にアピールポイントが増えた修士課程

最後に

今回は学部時代成績が低かった人のために、修士課程に進んでから留学するメリットを2つの点から話していきました。

  • GPA
  • 研究業績

南出さんの例のように大学院留学を志していれば、修士でアピールできる点が大幅に増えるので合格可能性を上げることができます。

もちろん諦めずに学部時も出願することが大切ですが、ダメだった場合のことも考えて日本の大学院の修士課程に進学も選択肢に入れておきましょう。

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