GPA把握

GPAはどれくらい重要?大学院が重視する評価のポイント(予測)

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GPAは大学での成績を平均したもので、大学院側は志望者がどのくらい真剣に大学で勉強していたのかを知るためのツールとしているものです。

これが高いと大学院は一生懸命勉強する学生だと認識し、入学を許可します。

しかしGPAは学生の評価にどのくらい影響しているのかは未だ分からないままです。

この記事では僕が今まで聞いた話などを元に推測を書いているので、確証があって話していることではないことにご注意ください。

大学院に提出する書類

大学院に提出し、評価されるものは以下のものです。

  • TOEFL/GRE
  • 推薦状
  • エッセイ
  • GPA
  • 研究業績

この中でどの書類が評価されるのか、留学経験者の話の中から考えていきます。

評価される順位

1位:研究業績

2位:エッセイ

3位:推薦状

4位:GPA

5位:TOEFL/GRE

研究業績

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やはり一番評価されるのは研究業績です。

多くの学部生は講義主体で、研究についてそれほど進めているわけではないので、学会に参加していたり論文を発表していると大きな評価ポイントになります。

客観的指標

他の指標と違い、「学会に何回参加した」「論文を何本発表した」のように客観的な結果として残すことができます。

そのため大学院側としても信ぴょう性のある結果として受け取ることができます。

実際、こちらの記事でも書きましたが、修士課程に進学してからアメリカの博士課程に進学している人もいて、研究業績が入学基準に大きく影響していることがわかります。

日本の修士課程に進み、GPAと研究業績でパワーアップ GPAは非常に大切な要素ですが、GPAは大学4年間の成績の平均なので留学を志望したのが遅いとGPAを上げることができない可能性が...

日本の学部では4年生から配属なので、研究室に配属されてから一生懸命研究を進めて少しでも研究業績を残しましょう。

ポイント
  • 志望校を決めるなら、まずは世界大学ランキングから
  • 世界大学ランキングはQSランキングやTHEランキングがオススメ
  • 理系の学生は分野別の上海交通大学分野別世界大学ランキングも目を通す

エッセイ

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研究業績の次に評価されるのがエッセイです。

エッセイでは自分のアピールをするだけでなく、入学後に行いたい研究や今後の方針について書いていきます。

そのため学生がどのようなキャリアを希望しているのか、そしてその夢を実現するために大学がふさわしいかどうかについて審査されます。

適性を見ることができる

エッセイには成績やスコアだけでは見ることができない学生の個性を知ることができます。

そのため大学院もエッセイなどから学生の個性を感じ取り、学生がしっかりと大学院の研究に貢献してくれる人材かどうか、卒業ができるかを判断していきます。

ポイント
  • エッセイは自分の個性を出す絶好の場
  • 大学院も自分たちの大学にふさわしい人材か見極めている

推薦状

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受験生の資質を多目的に評価するために推薦状が使われます。

こちらでも受験生の特徴や優れている点を見抜くために使われます。

同じような内容の推薦状

こちらの本を読んでいると、推薦状の内容は同じようなものばかりだと気づくはずです。

多くの推薦状ではクラスで優れた発言をしたり、優秀な成績を修めた、といった内容ばかりで差別化が難しいのが現状です。

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そのため学生のはっきりとしたビジョンを見ることができるエッセイの方が評価されると考えられます。

ポイント
  • 推薦状で学生を多目的に評価する
  • 多くの推薦状がありふれた内容で差別化が困難

GPA

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GPAは学生が今までどれくらい大学の勉強に真摯に向き合ってきたかを示す指標になります。

GPAが低い学生は当然入学しても勉強を続けることができず、卒業することができません。

このように大学に入学してからどれくらい勉強するのかを推し量るのにGPAが利用されます。

GPAは二つの考え方があり、その重要性についてはわかっていないこともたくさんあります。

GPAが重要とする考え方

GPAは短期間で大きく伸びるものではなく、入学してから目標に向かってコツコツと努力することが求められます。

毎日のように多くの課題や研究をこなすには、このように1日を大事に過ごす人が必要で、そのような人かどうかを判断する基準としてGPAを使っています。

またGPAが高かった人の方がしっかりと大学を卒業できることもわかっているので、確実に卒業できる学生を取るためにもGPAが重視されています。

GPAは基準に過ぎないとする考え方

GPAで学生の大学での授業態度や入学後もやっていけるのかを判断できるのが理想だが、現実はそうはなっていないという判断があります。

様々な国では異なった評価システムを取っていて、それらについて均一に評価するのが難しいというのと教授によっても評価の厳しさが分かれてしまい正しい判断ができません。

日本の大学は比較的成績評価が甘く、しっかりと勉強をしてさえいれば優を取ることができます。

このように大学のシステムによって有利不利が生じるのはフェアではないため、一定基準を満たしていれば問題ないとする考えもあります。

ポイント
  • GPAの評価は意見が分かれるところ
  • 卒業可能性をGPAで推し量ることも可能
  • 評価システムや基準の甘さによって有利不利が生じてしまう

TOEFL・GRE

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TOEFLについては基準点を超えていれば、ほとんど問題にされないのがほとんどです。

多くの大学で設定されている基準点をまずは超えることができるように努力しましょう。

またTOEFLのスコアが足りていなくても、条件付き入学が認められる場合もあるくらいなのでほとんど評価されていません。

GREについてもスコアが高いに越したことはありませんが、ほとんど評価されることはありません。

ポイント
  • TOEFL/GREは基準点を超えていればOK
  • 足りていなくても条件付き入学ができるかも

最後に

今回の記事では5つの必要な提出物がどのように評価されているのかを(ほとんど)推測を含めて話しました。

特に評価方法については大学によっても異なりますし、一般に公開されていないのでわからないことばかりです。

こちらで紹介したのも一部の考え方と認識して、自分なりに分析してみてください。

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