大学院留学をしたいと考えたときに、推薦状だけではなくTOEFLやエッセイなど様々な書類や手続きについて理解する必要があります。
今回紹介する「理系大学院留学―アメリカで実現する研究者への道 (留学応援シリーズ)」では推薦状の書き方や提出方法・サンプルなどが載っているだけではなく、アメリカの大学院留学に必要な情報が全て記載されています。
こちらの記事では、「理系大学院留学」の本の内容に触れつつ、大学院へ提出する推薦状を作成する際に役立つ情報について一部説明していきます。こちらの記事を読めば、本の使いながら自分で推薦状の準備が進められるようになります。
理系大学院留学の内容
理系大学院留学では、推薦状に限らず大学院留学に必要な全ての情報を情報を全て記載されていますので、大学院留学を考えている理系学生は全員読むべきバイブル的な本です。
理系大学院留学の本は、「情報編」「実践編」「研究者からのメッセージ」の3つのパートに分かれていて、それぞれの詳細は以下のようになっています。
情報編
<情報編>
- 大学院留学の生活と基本知識
- 留学者の体験談
- 各分野の注目の研究
- 日本の大学院との違い
- 卒業後の進路
実践編
<実践編>
- 留学のメリット・デメリット
- 情報収集
- 出願校の選び方
- 出願手続き
- 合格通知取得後
世界で活躍する研究者からのメッセージ
<世界で活躍する研究者からのメッセージ>
- 小柴昌俊
- 安田涼平
- 鳥居啓子
- 黒川清・岩瀬公一
- 石井裕
- 篠原眞理
- 浅田春比古
- 北澤宏一・東原和成
多くの経験談
海外留学経験者から(ノーベル賞を受賞した小柴さんを含む)海外の大学院へ留学する重要な意義・そして熱い応援メッセージが書かれています。
多くの人の体験談なのでどれも非常に参考になり、受験生が陥りがちなミスなども体験談として紹介されています。
推薦状のサンプル活用方法
理系大学院留学には海外の大学院に提出する推薦状のサンプルも掲載されており、そちらを参考に推薦状を書くこともできます。
こちらの本で確認できるのは以下の内容になっております。
<推薦状についての記載>
- 準備期間
- 推薦者の選び方
- 推薦状に書くべき内容
- 推薦状のサンプル
準備期間
推薦状は推薦状を依頼する教授や上司に作成してもらい、提出する書類なので、早い段階での準備が必要です。
理系大学院留学ではどのくらいの前から準備を始めて、推薦状を依頼したらいいのかについて記載されています。
推薦状を作成してもらうためには、下書きの準備や志望校リスト、面談など様々な準備が必要なので、3ヶ月前から推薦状の準備をすることをオススメしています。
- STEP1推薦状について学ぶ推薦状を作成する前に、まずは推薦状について理解をする必要があります。
推薦状は何枚必要なのか?何を書けばいいのか?どのくらいの文章を書けばいいのか?などを理解し、これからの準備に備えていきます。
- STEP2スケジュールを確認する推薦状について基本的な情報を理解したら、推薦状の準備に向けてスケジュールを立てていきます。
推薦状の準備は3ヶ月前から進めることをオススメしているので、早い段階から推薦状の準備を進められるようにしてください。
- STEP3下書きを作成する推薦状は自分で書く書類ではありませんが、推薦状を依頼する際にどのような内容を書いてほしいのかを伝えるために、下書きを書くことを強くオススメしています。(場合によっては書いた内容に近い内容をそのまま推薦状に記載してくれることも!)
自分自身を魅力的な受験生に見せるためにもアピールすべき点を整理し、論理的で説得力のある文章を仕上げていきましょう。
- STEP4英文添削を依頼する下書きは書いたら終わりではなく、英文のミスやわかりにくい表現、論理の飛躍などがないかをチェックする必要があります。
その際に自分だけでチェックするのではなく、英文添削の実績が多数あるコンサルタントに依頼することをオススメしています。
- STEP5推薦状作成を依頼する推薦状の下書きが完成したら、その書類とともに推薦者である教授/上司に推薦状を依頼しましょう。
推薦者に自分のことを知ってもらうために必要なCVや成績・受験校リストなどについても準備をあらかじめしておく必要があります。
- STEP6依頼者と面談する推薦状を依頼した後は、留学を志望する動機や推薦状に載せてもらいたい内容などについて推薦者と面談しておくべきです。
面談において確認しておくべき内容や聞かれるであろう質問をあらかじめ準備し、面談に備えましょう。
理系大学院留学でも推薦状を準備し始めるのに必要な期間が記載されていますので、そちらと合わせて推薦状の準備のスケジュールを立てるのに役立ててください。
推薦者の選び方
理系大学院留学でも、こちらのブログと同じように研究分野の第一人者や著名な教授に推薦状を依頼するよりも自分のことをよく知る教授や上司に選ぶべきだと記載しています。
推薦状において大切なのが、教授と学生の関係や知り合っている期間、そしてどのような実績や資質を記載するかなので、その2つの要件を満たす教授を推薦者として選ぶのがいいと思います。
- 研究室の指導教員
- 雇用者や上司
- ポスドクの研究指導者
- 学科の教授
- 学術の指導者
- 家族や友達
- 宗教的な指導者
- 修士/博士課程学生
- 専門分野と関係の薄い雇用者や上司
- 専門分野と関係の薄い教授
▼推薦状を依頼すべき人を確認したいなら、こちらの記事も読んでみてください▼
【もう迷わない!】スタンフォード大学発表の適切な推薦者の選び方とは?
推薦状に書くべき内容
<推薦状に載せるべき内容>
- 受験生と推薦者の関係 (1段落)
- 学業の成績 (2段落)
- 受験生の人柄 (3段落)
- 推薦理由 (4段落)
▼推薦状に載せるべき内容を確認したい方はこちら▼
【海外大学院向け推薦状の書き方】載せるべきポイントと文字数について解説!
こちらの本では推薦状に載せるべき内容についてだけではなく、そのままテンプレートとして使える推薦状サンプルも掲載されています。
推薦状を一から作るのは不安という方は、こちらのサンプルを使いながら推薦状の下書きを書いてみましょう。
▼推薦状のサンプルがたくさん載っている本の紹介はこちら▼
【推薦状のテンプレートが豊富】海外大学院の合格者100人の推薦状サンプル本
最後に
今回の記事では理系大学院留学の内容と推薦状作成においてどのように活用することができるのかについて詳しく説明していきました。
<理系大学院留学の内容>
- 情報編
- 実践編
- メッセージ
推薦状については、準備に必要な期間や載せるべき内容・推薦状のサンプルが記載されているので、そちらを活用しながら推薦状の下書きを仕上げることもできます。
ぜひこちらの本を購入し、大学院留学のための準備に役立ててください。
推薦状を提出する前に英文の添削をすることは非常に重要です!
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