- 推薦状を依頼したいけれども、卒業してから時間が経っているので不安
- 推薦状を依頼したけれども断られてしまったので、どうしたらいい?
MBA留学や社会人留学をする際に、教授との関係性が薄れてしまったため、教授に推薦状を書いてくれるか不安に感じていませんか。
推薦状は作成するのに時間が多くかかりますし、受験生をよく知らないと推薦状を書くことができないため、断られてしまうこともしばしばあります。
エージェントからはなるべくアカデミックな方から頂いた方がよいということで、学生時代の記憶をなんとか手繰り寄せ、断られても失うものはないか、という気構えで早速1人講義をとっていたことのある先生にコンタクトをとってみました。…が、無理ですとお断りされたわけではないのですが、なかなか不穏な返事が返ってきたため、これはこれ以上ゴリ押しをして無理やり書いてもらってもお互い不幸なのでは…と他を当たることに。
引用:人生は牡蠣だ
大学院留学をするためには推薦状の提出が必須であるため、貴重な推薦状依頼できる方に断られないようにできるべき対策をこちらでは解説していきます。
この記事では推薦状が断られてしまう3つの原因とその対策を中心に説明していきます。断られてしまうリスクを下げるためにもこれらの対策を依頼前に実施しておくといいでしょう。
3つのNOTと改善提案
推薦状を依頼しても断られてしまう理由として「3つのNOT」があると考えられます。
これら「3つのNOT」を適切に対処することで、推薦状を依頼した際に引き受けていただける確率を上げることができます。
推薦状が断られる主な要因である「3つのNOT」は以下の3つを指しています。
<3つのNOT>
- 時間がない
- 推薦状の書き方がわからない
- 英語に自信がない
時間がない
推薦状を依頼する上司や大学の教授は常にさまざまな業務に追われていて忙しいのが一般的です。
推薦状は作成するために推薦者の評価や成績などを確認し、下書きを作成、その後清書して提出とさまざまなプロセスがあるため作成に時間がかかります。
推薦状提出のためのスケジュール (3ヶ月前から始める9ステップ)
しかし、執筆者はすでに他の業務などで忙しく推薦状を書くための時間をなかなか取れないため、推薦状を依頼されても断られてしまうのです。
推薦状の依頼時期は◯◯ヶ月前から!時間的余裕をとった依頼スケジュールとは?
推薦状の書き方がわからない
また、日本では推薦状を書くという機会があまりないため、推薦状をどのように書いたらいいのかわからなくて困る方も多いです。
どのくらいの文章でどのような内容を書いたらいいのかもわからないまま、推薦状を書くことができないため、推薦状の依頼を断られることがあります。
英語に自信がない
大学院留学に提出する推薦状は当然ですが、英文で書く必要があります。
しかし、日本人の多くは英文を書くことに自信がないことが多く、英語の推薦状を依頼されてもしっかりとした英文を書ける自信がないと感じることもあるようです。
実際に推薦状を書いてくれることを引き受けてくれた人にも英語力は確認しておくといいでしょう。
というのは、英語力の低い人が推薦状を書いた場合、内容がわかりづらいものになってしまったり、英文があまり書かれていなかったりすることが多いからです。
これら3つのNOTを解決することで、推薦状を引き受けていただける可能性が上がりますので、それら3つの課題を解決する方法を紹介していきます。
<3つの改善提案>
- 余裕をもった推薦状の依頼をする
- 推薦状の書き方を伝える
- 下書きを作成する
余裕をもった推薦状の依頼
1つ目のNOTである「時間がない」に対しては余裕を持った推薦状の依頼をすることで解決することが多いです。
早い段階で依頼をすることができていれば、少しずつ推薦状の準備を進めることができるため、忙しい方でも引き受けてくれる可能性があります。
そのため、推薦状を依頼する際には必ず時間に余裕をもって依頼するようにしてください。
推薦状の依頼は遅くとも1ヶ月前、可能であれば2ヶ月前に依頼することをオススメしています。
推薦状の依頼時期は◯◯ヶ月前から!時間的余裕をとった依頼スケジュールとは?
2ヶ月前に依頼
多くのアメリカの大学院では出願締め切りが12月に設定されているため、10月には推薦状を依頼しておくといいでしょう。
推薦状を依頼する前に用意しておくべき書類は以下の3つです。
<推薦状依頼時に用意すべき書類>
- 推薦状のサンプル(自分のアピールポイントなどを記載したもの)
- 志望校のリスト (+提出締め切り)
- CV/Resume
これら3つの書類は推薦状の質を上げてもらい、送付漏れなどがないようにするために重要書類なので、必ず依頼する前に用意するようにしてください。
これらの書類については以下の記事で詳しく説明しているので、そちらも参考にしてみてください。
【大学院留学】推薦者との面談で必須のCV/Resumeの準備方法について
3段階での依頼
推薦状は3つのステップで伝えると話がスムーズに行くことが多いです。
<推薦状依頼の3ステップ>
- 意思を伝える
- メールを送付
- 話し合いの場を設ける
早い段階から留学したい意思などを伝えておくと、推薦状を依頼したときにも背景を理解してくれることが多く、断られにくくなると思います。
留学の意思を早い段階で伝えるべきは学生のみです。社会人は留学=退職となる場合も多いと思いますので、社会人の方は慎重に留学意思を伝えるようにしてください。
推薦状の書き方を伝える
推薦状を書く機会は日本ではほとんどないため、推薦状の書き方がわからないと悩んでいる教授や上司も多くいます。
そのような方のためにも推薦状の書き方をまとめた資料などを共有し、面談の際に持っていくと推薦状の書き方についての不安がなくなります。
推薦状に載せるべきポイント
推薦状に載せるべきポイントは主に以下の4つです。
<推薦状に載せるべきポイント>
- 候補者と推薦者の関係 (1段落)
- 学業の成績 (2段落)
- 候補者の人柄 (3段落)
- 推薦理由 (4段落)
4つのポイントを各段落1つずつ、4段落構成で作成することで、推薦状が完成します。
書く際の注意点
書く際には以下の3点に注意して書くようにしてください。
<書く際の注意点>
- 優れている点を端的に示す
- 具体的なエピソードを含める
- 客観的な評価を入れる
これら3点に気をつけることで、候補者がどのような点で優れていているのかを説得力がある形で書くことができます。
詳細についてはこちらの記事でも紹介していますので、気になる方はこちらも読んでみてください。
下書きを作成
最後のNOTである「英語に自信がない」に対する最終手段としては、推薦状の下書きを自分自身で記入してしまい、推薦者である上司や教授に確認してもらい送付してもらいましょう。
他の大学院留学経験者の方でも、このように推薦状を自分で書いて提出してもらっている方がいます。
先生が、とても忙しい!といった場合・・・もう自分で書いてしまいましょう。(しかも英文で)
ただし、これは、先生がそれでいい!とおっしゃった時のみにしてください。この場合は、自分が書いた推薦状を推薦者に確認していただきこの内容でよろしいかお伺いをしましょう。
もし、それで承諾を得たらサインをいただきましょう。最も、推薦者に負担の少ない方法です。(あんまり良くないけど)
私は、この方法で教員時代の勤務先の校長先生にサインをいただきました。(あんまり良くないけど)
実際のところ・・・これをしている人は、少なからずいます。(ブログで公開していますが・・・秘密ね)
推薦状の書き方については前のセクションで説明していますので、こちらでは自分自身で作成した推薦状をどのように校正するのかを中心に説明していきます。
校正
校正をする際に確認すべき内容は以下の3点です。
<校正時のチェックポイント>
- 内容確認
- 論理構成
- 英語確認
内容や論理構成・英語を一つずつ確認することで、漏れなくミスを見つけることができますので、3回読む読むことをオススメしています。
書く段落で書くべき内容やチェック内容の詳細についてはこちらの記事で詳しく書いていますので、そちらを参考にしてください。
最後の仕上げである校正は推薦状作成において重要な作業なので、自分でやるのではなく専門業者に依頼することをオススメします。
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最後に
今回は推薦状を断られてしまう3つのNOTとその対処法についてまとめていきました。
推薦状の負担を減らすために準備をあらかじめしておくことで、断られる可能性を減らせますので、できる限り準備を進めておくといいでしょう。
推薦状を提出する前に英文の添削をすることは非常に重要です!
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