推薦状の授業態度や成績についての書き方｜大学院留学するための推薦状の書き方

推薦状では成績についてどのように書けばいいの？
成績について書く際に気をつけるべきポイントは？

推薦状の下書きを書こうと思っているが、成績の書き方をどのように書いたらいいのかわからないと悩んでいませんか？

優秀な成績を取ることも重要ですが、推薦状において成績を客観的かつわかりやすい形で書くことも重要です。

この記事では推薦状を効果的なものにするために成績を客観的に書く方法について説明していきます。この記事を読めば、成績について推薦状に詳しく書くことができます。

Contents

推薦状に載せるべき内容
1. 気をつけるべきポイント
信頼性の高い内容にする
1. 成績表と内容が一致している
2. 関係性と推薦内容が一致している
具体的に記載する
1. 優れている点を具体的に記載
2. 具体的なエピソードを記載
他の学生と比較する
1. クラスでどれくらいの成績を取ったのか明記
2. 他の学生とどのように違うのか記載
最後に

信頼性の高い内容にする

推薦状の内容が信頼性の高いものであることは重要な要素の1つです。

推薦状の内容が事実と異なっていると、推薦状の信頼性がなくなるどころか、合格が取り消しになることまであります。

推薦状を自筆→教授がサイン？それはアウトです

そのため、信憑性の高い内容にすることがとても大切であり、そのために気をつけるべきことは以下の3点です。

成績表と内容が一致している
関係性と推薦内容が一致している

成績表と内容が一致している

多くの大学院で成績表の提出が求められています。

そのため、推薦状の中では授業で積極的に発言しており、良い成績を残していると記載されていても実際の成績が悪い場合は推薦状の内容が疑われてしまいます。

成績表と推薦状の内容を一致させるためにも授業で良い成績を取った教授へ推薦状の依頼をすることをオススメします。

また、どの授業の話をしているのかを明確にするためにも可能な限り、推薦状に担当していた授業名なども記載してもらうようにしてください。

He has taken xxx course with me obtaining an outstanding result (3.9) due to his brilliant performance in the exams as well as in the assignments.

関係性と推薦内容が一致している

推薦状の内容と教授との関係性が一致していることも重要な要素です。

授業を担当されている教授が授業態度などを詳しく書くのは自然な流れだと思いますが、研究室の指導研究員が授業について記載するのは内容として不自然です。

それぞれの立場と推薦状が自然に見えるように、アピールポイントと推薦者を一致させるようにしてください。

具体的に記載する

推薦状の内容を具体的に記載することもとても重要です。

というのは、推薦状の一番の役割がGPAやエッセイなどではわからない学生の資質や適性などを具体的に表現することだからです。

そのため、推薦状では学生の資質や適性などを具体的な事例とともに紹介することが求められています。

優れている点を具体的に記載

推薦する学生がどの点で優れているのかを具体的な一言で表現するようにしてください。

She has shown energetic enthusiasm for learning and an openness to new ideas.

His strong academic record, especially in his field of study, is a true indication of his seriousness and intention to pursue his studies.

このように推薦する学生がどのような学生なのかを記載したあと、具体的にはどのようなことをしてきたのかを説明していきます。

具体的なエピソードを記載

具体的なエピソードでは、授業でどのように活躍したのか、良い成績を取ったのかの経緯を具体的に説明していきます。

In my class, he caught my attention by participating in all the sessions and by showing great interest in taking part in class discussions.

During his time here in our department, he has consistently demonstrated a strong research capability and a dedication to success. His efforts have produced high quality results time and time again.

授業においても研究においても上の例のように学生の能力がイメージできるように具体的に書くことが求められています。

他の学生と比較する

具体的なエピソードとともに重要になるのが、他の学生との比較になります。

他の学生と比べてどの点でどの程度優れていたのかを具体的に記載することで、評価に客観性を持たせることができます。

Caltechでも他の学生との比較を記載して欲しいとの旨が記載されています。(こちらの場合は以前にCaltechに入学したことのある学生との比較ですが・・)

Recommendation letters should address the following information:

1) How well is the applicant known and in what capacity?

2) Does the applicant have the intellectual capability, experimental ability, fundamental training, creativity, and motivation to be successful as a student at Caltech?

3) Would the applicant be encouraged to do doctoral research under the recommender’s supervision?

4) If English is not the native language, how well does the applicant read, write, and converse in English?

5) How does the applicant compare to any previous students who have come to Caltech for their graduate work?

参考：Caltech AppInstructions Transcripts and Recs

クラスでどれくらいの成績を取ったのか明記

1番わかりやすい比較はやはり成績です。

授業でクラスで何番目の成績を取ったのかなど、具体的な数字を推薦状に記載してもらうようにしましょう。

He was able to pass the entrance examination of our department with a high score. This examination asks students variety of knowledge so it is tough for students to get high score unless they devote themselves to studying. He got 5th highest score out of 80.

他の学生とどのように違うのか記載

また、他の学生と比較してどのような点が異なっているのかを具体的に書くことで、推薦者が感じた優れた点を明確に伝えることができます。

Since not many students prepare for classes in advance and join the positive discussion, his diligence and positivity to each class is highly appreciated.