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ハーバード大学が求める推薦状の正しい手順

  • 推薦状作成の正しい手順が知りたい!
  • 海外の学生はどのような手順で推薦状を作成しているの?

いろいろなWebサイトやブログには推薦状の書き方が詳しく載っていますが、海外の大学院が推薦状にどのように提出して欲しいかを公式に発表しているのをご存知でしょうか。

海外の大学院も適切な推薦状を提出して欲しいと考えているため、適切な推薦状のプロセスを丁寧に説明してくれています。

今回の記事ではハーバード大学が実際に推薦状をどのように依頼したらいいのかを解説してくれているので、そちらを詳しく確認していきます。こちらの記事を読めば、大学院が求める推薦状のプロセスを理解することができます。

ハーバード大学記載の推薦状依頼プロセス

ハーバード大学のサイトではBest Practiceとして以下のプロセスをもとに推薦状の依頼をすることを推奨しています。

  1. 推薦状依頼者の決定
  2. 時間的な余裕を持った推薦状の依頼
  3. 推薦状内容についての議論
  4. 閲覧権限の確認
  5. 推薦状提出方法と期限についての確認
  6. リマインダーを送付する

これらを守ることで、自分の推薦状をより充実したものにすることができると書かれていますので、こちらのプロセスについて詳細を確認していきましょう。

推薦状依頼者の決定

推薦状の依頼者は自分のことをよく知る人物が望ましいとされています。

推薦状を書く人の立場や専門性ももちろん重要ですが、それ以上に自分自身がどのような学生であるのか、どのような能力があるのかを明確に記載できる方が重要です。

そのため、1年以上の関係がある人物で学術的にも関連性の強い人を選ぶといいでしょう。

推薦状の依頼する人の決定方法についての詳細はこちらでも紹介していますので、こちらも合わせて参考にしてみてください。

 【もう迷わない!】スタンフォード大学発表の適切な推薦者の選び方とは?

大学関係者と社会人であれば会社関係者、それぞれから推薦状をもらうのが望ましいとされていますが、大学を離れて時間が経ってしまった人については会社からの推薦状だけでも問題ないと書かれています。

If it has been several years since you took undergraduate or graduate courses, it is fine to have all recommendations be from professional contexts.

時間的な余裕を持った推薦状の依頼

推薦状を依頼する際には時間的に余裕を持って依頼をしましょう。

下書きなどある程度推薦状の形を作成していても締め切りの1ヶ月以上前、下書きなども用意できていない場合は2ヶ月以上前には推薦状を依頼しましょう。

他の記事でも書いていますが、効果的な推薦状を書くためにはいくつもの作成過程を通る必要がありますので、作成に時間がかかります。

また多くの教授や上司は日々の仕事で忙しく、推薦状のためになかなか時間をかけることができないため、締め切りよりも遥か前に推薦状を依頼しておくべきです。

時間的余裕を持った推薦状の依頼についてはこちらの記事でも詳しく説明しています。

大学院留学のための推薦状依頼方法を5つのステップで解説

推薦状内容についての議論

推薦状の内容については、推薦状記載者である教授や上司とよく話をしておくべきです。

というのも、教授も全ての学生についてよく理解できているわけではないので、自分自身がどのような強みがあるのか、どうして大学院留学を考えているのかなどをよく伝えておきましょう。

面談をする際にあらかじめ自分のレジュメや志望動機書(SoP)を持っていくと、自分自身の説明をわかりやすくすることができるのでオススメです。

【10の質問と回答事例付き】推薦状の依頼面談での3種類の質問&回答

閲覧権限の確認

こちらはハーバード大学特有のものになりますが、ハーバード大学の場合入学後、希望する学生は推薦状の内容を確認することができます。

推薦状の内容の閲覧権限については受験時に放棄するか、放棄しないかを選択することができます。

ハーバード大学では閲覧権限を放棄することで、推薦状記載者がより真実に近い推薦状を書くことが予想されるため、放棄することを進めています。

この辺りの閲覧権限についても、推薦状を依頼する方とよく相談しておいた方がいいでしょう。

リマインダーの送付

教授や上司は日々の仕事で忙しく、またさまざまなメールを受け取っています。

そのため、推薦状記入の依頼がメールの中で埋もれてしまう可能性も高く、教授がメールに気づいていないが故に推薦状が送られないというミスも起こり得ます。

そのため、定期的に推薦状についてのリマインダーを送ることで、推薦状提出不備などのミスを事前に防ぐことができます。

最後に

今回の記事ではハーバードのBest Practiceに沿った形で推薦状を依頼する手続きについて確認をしていきました。

  1. 推薦状依頼者の決定
  2. 時間的な余裕を持った推薦状の依頼
  3. 推薦状内容についての議論
  4. 閲覧権限の確認
  5. 推薦状提出方法と期限についての確認
  6. リマインダーを送付する

こちらのプロセスに沿って推薦状を依頼すれば、教授や上司も推薦状を快く引き受けてくれると思いますので、ぜひこちらを参考に推薦状の準備を進めていってください。

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