推薦状情報

推薦状の内容は大学毎に変える必要があるのか?

海外の大学院留学を考えている方は、複数の大学院受験を考えていると思います。

僕自身も2校の大学院を受験しましたし、もっとたくさんの大学院を受験している人も多くいます。

そのような複数の大学院を受験する際の懸念点として、出願する大学院によって推薦状の内容を変更する必要があるのかという点です

結論から言うと、推薦状の内容は出願する大学院によって変更する必要がありません

その理由は以下の2つです。

<推薦状の内容を変える必要がない理由>

  1. 推薦状は自分の経験/能力を記載する
  2. 推薦状の記載内容は決まっている

推薦状は自分の経験/能力を記載する

推薦状は、大学側が受験生の経験/能力を他人の視点から客観的に確認するためのものです。

推薦状では主に受験生自身のことについて記載するため、出願する大学院について記載したり、その受験生が大学院を志望する理由などを書く必要がなく、内容が大きく変わることはありません。

国際性豊かな大学院に提出する推薦状は国際性をアピールし、授業課題が多い大学院に提出する推薦状では高いGPAをアピールする方法もあるとは思いますが、推薦状を書いてもらう先生の負担が増えるばかりなので、オススメはできません。

個別の大学院に通じるアピールポイントではなく、熱心な研究姿勢や授業参加姿勢、リーダーシップや社会貢献の経験など、全ての大学院出願に使えるようなアピール内容を推薦状に載せるといいでしょう

 【大学院留学志望者必見】推薦状に載せたいアピールポイントが見つかる3つの切り口

推薦状の記載内容は決まっている

推薦状に記載すべき内容はほとんどの大学院で共通であり、主に以下の4つの内容を書くことが求められています。

<推薦状に載せるべき4つの内容>

  1. 受験生との関係性
  2. 成績
  3. 資質/人柄
  4. 推薦理由

先ほども記載した通り、推薦状では受験生の能力や経験を他の人の立場から確認するのが目的なので、関係性や推薦理由を中心に受験生について書いていきます。

そのため、提出する大学院によって内容を大きく変えることもありませんし、大学院側が推薦状に記載して欲しいと考えている内容もほとんど同じです

結果として、全て同じ内容の推薦状を大学院に提出しても全く問題ないと考えています

推薦状の構成や内容などの詳細はこちらで詳しく説明していますので、そちらも合わせて参考にしてください。

 【大学院留学志望者必見】推薦状に載せたいアピールポイントが見つかる3つの切り口

推薦状を複数提出するときの注意点

上の2点の理由から推薦状を出願する大学院によって変える必要がないと記載しましたが、最初の導入部で大学院の名前を書いている場合はその部分だけは変更するようにしてください。

僕が実際に大学の先生に提出をお願いした推薦状を例に挙げると

I am proud to have the opportunity to recommend Mr. **** as a candidate for admission to your Master program at EPFL

こちらのように大学院名が入っているものについては、提出する大学院の名前を入れていただくように推薦状を依頼する先生に伝えておきましょう。

最後に

推薦状の役割は受験生の経験/能力を伝えることなので、出願する大学院によって内容を変える必要がありません。

そのため、全ての大学院にとって魅力的な受験生に見えるような経験や能力をアピールできるような推薦状を書いてもらうように依頼するのがいいでしょう。

推薦状の内容に困ったらぜひこちらの記事を参考に内容を決定していってください。

 【海外大学院向け推薦状の書き方】載せるべきポイントと文字数について解説!

実際に僕が大学院に提出してもらうように依頼した推薦状のサンプルはこちらの記事にて紹介しています。

 【1500DL以上された推薦状サンプル】海外大学院に提出した推薦状の紹介

オススメの英文添削サービス3選

推薦状を提出する前に英文の添削をすることは非常に重要です!

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