アピールポイント

【大学院留学志望者必見】推薦状に載せたいアピールポイントが見つかる3つの切り口

推薦状の下書きを書こうと考えているが、自分のアピールポイントがわからず、何を推薦状を書いたらいいのか迷っていませんか?

推薦状を書く機会はあまりないので、推薦状の内容をなかなか決められない人も多いと思います。

僕も推薦状の下書きを書く際に、何をアピールポイントにしたらいいのか迷いました。

しかし、推薦状に載せるべき内容はおおよそ決まっていますので、その内容に沿って自分のアピールできる経験を記載していきましょう

こちらの記事では3つの切り口から自分のアピールポイントを見つける方法について詳しく解説していきます。

この記事を読めば、自分を効果的に見せるためのアピールポイントを見つけることができます。こちらの内容をもとに推薦状の内容を決めていきましょう。

推薦状のアピールポイントを見つける3つの切り口

推薦状に載せるべきアピールポイントは以下の3つの切り口から見つけることができます。

  1. 授業
  2. 研究活動
  3. 語学力

こちらの3つそれぞれについて詳細を以下のセクションで解説していきます。

授業

多くの学生は大学の多くの時間を授業に費やしていると思います。そのため、授業での態度や高い成績などをアピールすることで優秀な学生であることを証明することができます。

授業の中でも以下の5つの点においてアピールポイントがあると感じた人はそのアピールポイントをもとに推薦状の内容を決めてみるといいでしょう。

  1. 高いGPA
  2. 良い評価のレポート
  3. 積極的な授業態度
  4. コースワーク/グループワーク
  5. TAとしての経験 (主に修士学生)

高いGPA

すでに大学で良い成績を取っている方は高いGPAをアピールポイントとして、高い専門知識があることや積極的な授業態度で学部全体に良い影響をもたらしていることを書きましょう。

ここでの高いGPAは3.8程度と考えておきましょう。

スタンフォードやMITなどの超一流大学では合格者の平均GPAが3.8ほどとなっています。そのため、GPAが高いことだけを書くのではなく、良い成績がついた経緯を詳しく書くといいでしょう。

良い評価のレポート

日本の大学ではテスト形式の授業が多いように感じましたが、推薦状においてはレポート課題において良い評価を得た方がアピールとしては有効です。

テスト形式のものだと、あらかじめ定められていたテスト範囲を学習していれば良い成績を取ることができます。

そのため、学習内容を理解していることの証明にはなりますが、それ以上の評価やアピールというのは非常に難しいです。

その一方で、レポート課題には明確な正解などがなく、学生の幅広い知識や文献を調べる能力や発想などを総合的に評価することができるため、良い評価を取ったレポートは推薦状でも受験生の幅広い資質を評価することができます。

積極的な授業態度

海外の大学院では授業をおとなしく聞いている学生ではなく、活発に議論に参加する学生が好まれる傾向にあります。

そのため、授業において積極的に発言したり、質問をすることを推薦状に載せると意欲的な学生であると評価されることが多いです。

He is very easy to work with, enthusiastically participates in discussions, and develops novel ideas.

このように活発に授業に参加し、クラス全体に貢献していることをアピールしていきましょう。

コースワーク/グループワーク

リーダーシップ経験も自分自身を有力な候補者として見せるために非常に重要な内容になります。

バイトやサークル活動などでもリーダーシップを取ることが多いかもしれませんが、推薦状においてはコースワーク/グループワークの中でリーダーシップを発揮した経験が好ましく評価されます。

チームとして一つの方向にまとめ上げた、仲間と協力して何かを達成した、などの経験があれば、それらを推薦状の中に盛り込んでリーダーシップをアピールしていきましょう。

TAとしての経験 (主に修士学生向け)

修士課程の学生で現在Teaching Assistantとして働いているのであれば、TAとしてどのような貢献をしているのかについて詳しく書くことは大きなプラスになります。

というのも、博士課程で進学する場合はTAやRAをこなしながら授業などを受けることが多く、事前にTAとしての評価があると海外の大学院も安心してその学生を引き受けることができるからです。

また、先生がTAを依頼する際に、「責任感がある」「熱心に勉強している」など様々な点で学生を評価し、優秀な学生に依頼するのが一般的です。

そのため、TAとしての採用された経緯をその後の活動や能力と合わせて書くとより具体的に学生像をイメージすることができ、効果的な推薦状になります。

研究活動

理系の学生は学部4年生以降、研究室に配属され研究活動をすることになると思います。

海外大学院の理系学部へ留学する際には将来の研究者として活躍することも期待されているため、研究能力があることを推薦状に載せることで効果的に自分をアピールすることができます

学部生は1年、修士生は3年の研究生活において以下の5つの点の中からアピールできる点がないかを確認し、推薦状の内容に盛り込んでいきましょう。

  1. 論文の執筆
  2. 研究的な研究活動
  3. 学会の発表
  4. 研究能力/問題解決能力
  5. 後輩の指導

論文の執筆

多くの大学院ではオックスフォードの募集要項に書かれているように論文を執筆していることは入学条件として求められていません。

しかし、論文を執筆している場合は執筆した論文について記載することが求められているので、推薦状でも執筆した論文について書くようにしましょう。

Publications are not normally expected at this stage, but you should mention any publications that you have produced.

論文を書くまでの研究活動での困難やそれをどのように乗り越えたかなどもエピソードもあるとなお良いでしょう。

計画的な研究活動

研究を計画に沿って行うことができるのも学生の能力の一つです。

研究されている方はわかると思いますが、1日2日で研究結果は得られないので、しっかりと計画を立てて計画通りに研究活動を行うことが重要です。

そのため、目標に対し計画を立てて着実にこなした経験があるのであれば、その研究活動の詳細を推薦状に載せるといいでしょう。

学会での発表

僕の場合は学部4年生の1年間で計3回の学会発表をさせていただくことができました。

学会発表の経験も研究者としての実績の一つですし、一定の研究成果を残した証拠にもなりますので、学会発表の経験があればそちらについても詳細を推薦状を書いてもらうようにしましょう。

また、推薦状提出まで時間的に余裕がある方は学会で発表ができるように日々の研究活動を頑張ってみてはいかがでしょうか。

研究能力/問題解決能力

計画的な研究活動や学会での発表などもこちらに含まれますが、研究活動において問題が発生したときにどのように対処したかも重要な資質になります。

結果を出すために論文を読んでアイディアを提案した、様々な人とコミュニケーションをとり解決策を導き出した、など様々な問題解決方法があると思います。

困難に対処した経験があるのであれば、そちらについても詳しく書きましょう。

後輩の指導(主に修士学生)

研究室に所属していると、同じ研究室の後輩を指導することもあると思います。

研究能力とは直結しませんが、後輩の指導やチームとして貢献する姿勢などは人物像を説明する上で非常に有効なので、推薦状に載せてもらう方がいいです。

後輩の研究活動をどのようにフォローしたのか、どのようにチームとして貢献できているのかなどを詳しく書いてもらい人物像がわかるようにしてください。

語学力

普通のアメリカの学生であれば、語学力はアピールポイントになりませんが、日本のように母国語が英語でない国の学生にとっては英語で問題なくコミュニケーションが取れることも補足として入れておくと良いでしょう。

僕は学部の中間発表を英語でやるなど、英語力をアピールする場を意図的に作っていましたが、以下の3つの経験がある方はそれらの内容を推薦状に盛り込んでみてもいいかもしれません。

  1. 短期交換留学
  2. 研究留学
  3. 留学生との交流

短期交換留学

語学留学ではなく、学校の交換留学プログラムを利用して海外へ留学した経験があるのであればそれについても推薦状に書いてもらいましょう。

交換留学先で良い成績を取ってきたことなどを推薦状の客観的な視点から紹介してもらうことで語学力をアピールすることができます。

また、学校の留学プログラムについては学内でも選考プロセスがあると思います。

なぜ自分が交換留学生として選ばれたのか、どのような点で優れていたのかについても合わせてアピールできます。

研究留学

交換留学と似ていますが、研究室に配属された後教授の繋がりなどを利用して、研究留学をした場合は研究留学先でどのような活躍をしたのかを推薦状に書いてもらうのもいいでしょう。

その際には留学先の先生に事情を説明し、留学先でどのように研究活動を行なったのか、研究室にどのような貢献をしたのかを書くと、よりアピールすることができます。

研究留学した先の大学院へ留学したいと考えているときは必ずその教授に推薦状を書いてもらった方がいいです。

留学先の教授の推薦状はすなわち入学後の所属研究室決定にもつながるので、合格率が大きく上がります。

留学生との交流

他の二つの経験に比べると少し弱いですが、英語でのコミュニケーション能力や人柄を表すエピソードとして載せてもいいかもしれません。

僕は学生時、研究室に留学してきた中国人の入国手続きを行ったり、その他研究室でのお手伝いを英語でしていました。(推薦状には載せていませんが)

このようなコミュニケーション能力や英語でのリーダーシップ能力も他の書類ではわからない学生の魅力になるので、もし思い当たるものがあれば検討してみてください。

最後に

今回の記事では3つの切り口から推薦状に載せるべきポイントを見つける方法について詳しく説明していきました。

  1. 授業
  2. 研究活動
  3. 語学力

これらのエピソードの紹介が皆さんの推薦状内容の決定に少しでも役立つことを願っております。

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