推薦状において受験生の人柄や学力/能力を受験する大学に伝えるためには以下の4つのポイントをもれなく記載することが重要です。
<推薦状に載せるべき4つの内容>
- 関係性
- 成績
- 人柄
- 推薦理由
推薦状は3~4段落でまとめることが多いため、各段落に一つのポイントを中心に記載することでポイントがわかりやすい推薦状に仕上げることができます。
今回は導入部分ではどのようなことに気をつけて、どのような表現をするとよいのかを紹介していきます。
導入部分で書くべき内容
導入部分では先ほどの4つのポイントの中で、関係性について中心に説明していく必要があります。
推薦状で推薦する学生との関係性を明確に記載することで、自分が学生のことをよく知る人物であることを明確にします。
そのため、導入部分では3つのポイントを押さえて、学生と推薦する教授との立場を明確にしておきましょう。
<第1段落で載せるべき内容>
- 学生を大学に推薦する
- 学生と知り合っている期間
- 学生との関係(授業/TA/研究室指導etc)
学生を大学に推薦する
推薦状なので、冒頭に「学生は非常に優秀な学生であり、XX大学へ推薦することをできることを嬉しく思う」という内容の文章を記載する必要があります。
それほど凝った表現を書く必要はありませんが、推薦状なので明確にどのような点で推薦をできるのかを書いておくとその後の文章にもつながるので、文構造がわかりやすくなります。
学生と知り合っている期間
学生とどのくらいの期間付き合いがあるのかを明記する必要があります。
教授と学生の付き合いがある期間がある程度長いことが推薦する立場としては望ましく、半年から1年くらいは関係性が続いていると推薦状を書く立場として適切であると判断されるでしょう。
そのため、推薦状を依頼する先生を選ぶ際には、ある程度長い付き合いのある教授に推薦状を依頼するのが望ましいです。
【もう迷わない!】スタンフォード大学発表の適切な推薦者の選び方とは?
学生との関係
学生との知り合っている期間と一緒に学生とどのような関係なのかを記載します。
授業で優秀な成績を残した学生なのか、TAを担当してくれた学生なのか、研究室で研究活動を指導した学生なのかを記載しましょう。
学生との関係性によってアピールできるポイントが変わってくるので、後で出てくる話と矛盾しないような関係性の説明をしましょう。
実際、僕が推薦状の下書きを書いた時はそれぞれの立場とアピールポイントをセットで考えて内容を決定していました。
<推薦者と推薦内容>
- 研究内容 → 指導教員
- 授業態度 → 学科の先生
- 専門知識 → 学科長
【1500DL以上された推薦状サンプル】海外大学院に提出した推薦状の紹介
導入で使える英語フレーズ
では、以上の点をふまえてどのような英文を書いたらいいのかを実際にいくつかの英文とともに見ていきましょう。
To whom it may concern
関係者へ
推薦状の宛先は一般的にはこちらの表現を使っています。
担当者の名前がわかっているのであれば、そちらを記載してもよいとは思いますが、ここについてはそのまま使って問題ないでしょう。
学生を大学に推薦する
It is my pleasure to recommend XX for a master program in Engineering at your university.
XXをあなたの大学の工学部の修士課程に推薦できるのを大変嬉しく思います。
先程の3つのポイントの1つである学生を推薦したいという表現ではいくつかの表現がありますが、一番簡単な表現としてこちらがオススメです。
また同様の表現としてこちらの表現もあります。
I would like to recommend XX for a master program in Engineering at your university.
XXをあなたの大学の工学部の修士課程に推薦したいと考えています。
I am writing this recommendation letter in support of XX application to a master program at your university.
私はXXの工学部修士課程の応募を支持するためにこの推薦状を書いています。
学生と知り合っている期間
学生との知り合いの期間を伝えるには、いつからその学生のことを知っているのかを記載してしまうのが一番です。
I have known him for two years as he attended my lectures and marked an outstanding score in the final exam.
彼は私の授業に参加し、優秀な成績を残したので、私は彼のことを二年間知っている。
I have known him well since he entered our program at the University of Tokyo in October 2012
私は彼が2012年10月に東京大学の学部に入った時から知っている。
I have known him for more than two years as a student in the electrical and computer engineering department, University of xxx.
私は2年以上にわたって、彼をxx大学の電子情報工学科の学生として知っている。
My acquaintance with John started in the fall of 2008.
私がジョンと知り合ったのは2008年の秋からだ。
このように「いつから」または「どのくらいの期間」推薦する学生のことを知っているのかを明確にするために時期を書く方がいいです。
こちらについてはあまり表現の幅を出しづらいと思いますので、そのままこちらの例を参考に書いてしまいましょう。
学生との関係
学生との関係はその後の推薦理由などを説明する上でとても重要になるので、推薦するアピールポイントと関連するような形で紹介するようにしましょう。
関係性を表現する英文はたくさんありますので、その中で一例を紹介させていただきます。
While serving as his supervisor for 1 year, I have known him very well.
彼の上司として1年間関わっているので、彼のことはよく知っている。
He has takes several courses with me obtaining an outstanding results with his brilliant scores in the final tests.
彼は私の授業をいくつかとっており、優秀な成績を修めている。
I could recommend him as a good candidate of your program, as he showed outstanding research performances under my direct supervision.
彼は私の指導下で素晴らしい研究成果を示してくれたので、素晴らしい候補者として推薦することができる。
In my capacity as an associate professor at XXX business school, I have worked closely with Edward for more than two years.
XXXビジネススクールの准教授として、私はエドワードと2年以上にわたって仕事を密に行っていきました。
これらの表現を用いて、さまざまな学生との関係を示して欲しいと思います。
最後に
今回は導入部分で載せておくべき3つのポイントをもとに英語表現を紹介していきました。
- 学生を大学に推薦する
- 学生と知り合っている期間
- 学生との関係(授業/TA/研究室指導etc)
こちらの本ではさまざまな推薦状の例が載っているので、推薦状の書き方で悩んだらこちらの表現も参考にしてみてください。
推薦状を提出する前に英文の添削をすることは非常に重要です!
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